内容説明
日本のCVCはなぜ上手くいかないのか。日米の第一線で活躍し、実務経験豊富な著者が、CVCやオープンイノベーション成功の秘訣を説く!!
目次
第1章 CVCが求められる背景―なぜ、今、CVCが必要なのか?
第2章 CVCの設立と戦略―米国先行研究のまとめ
第3章 CVCの運用―実務上のベストプラクティス
第4章 発展するベンチャー・エコシステム
第5章 日本のCVCの現状―運用形態と実績に関するヒアリング調査と分析
第6章 日本のCVCの発展に向けて
著者等紹介
倉林陽[クラバヤシアキラ]
Draper Nexus Venturesマネージングディレクター。1974年東京都生まれ。同志社大学博士(技術・革新的経営)。ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営大学院(MBA)修了。東京大学Executive Management Program修了(第17期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Great Eagle
7
CVCについて一気読み。米国のVCと日本のVCおよびCVCについて比較検証している内容。CVCと言った場合、事業戦略アライアンス重視とファイナンシャルリターン重視とがあるとのことだが、企業であるが為、両方狙うのが当然でしょう。なんだかやっかいな世界ではある。EXITを考える上でのLiquidation Prefereneもややこしいです。2020/01/13
ちや
2
実質的には最後の実証分析だけであとはレビューって感じ2023/05/17
ロバーツ
0
CVCの全容が簡潔にまとめられている。2022/03/10
齋藤し郎
0
★★★☆☆ ベンチャーキャピタルの中でも、事業会社が行うコーポレートベンチャーキャピタルにフォーカスしている。アメリカとの対比の中で日本のCVCを考察しており、規模感の違いが如実に分かりやすい。 ただ基本的に対比のみの印象で、だからどうするの部分は弱い、少ない気がする。日本のCVCが発展途上だという認識の醸成に終始してしまう感じがする。2018/09/26
kaz
0
日米のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の状況を比較。米国を先行事例と位置づけ、日本のCVCの発展に向けた提言に結びつけている。尤も、米国の事例研究については、各種論文結果を引用しているものの、自説に都合がよいもののみピックアップしていないかどうか、検証の仕様が無い。日本の状況についても、ヒアリング結果等を基に定量分析を実施しているが、信頼性に欠くレベルに留まっている。2018/05/28