目次
序 アジア太平洋地域の未来図―秩序は誰がいかに担うのか
第1部 アジア太平洋の安全保障環境(国際政治の変動とアジア太平洋;オバマ政権のリバランスの功罪;中国 不安定下の安定―習近平のダモクレスの剣;中国の軍事力と戦略;転換期に入った米中関係)
第2部 相互依存の深化(相互依存と秩序形成;貿易、投資、技術の相互依存;金融の超国家ネットワーク)
第3部 結論 アジア太平洋の未来図―新秩序に向けて(ソフトパワーの意義と役割;大国の概念と役割―競争的相互浸透と複合的ヘッジングのなかで;新秩序の構想―ネットワーク覇権の姿;アジア太平洋地域の未来図と日本の役割)
刊行によせて―歴史の流れで捉えるアジア太平洋の新秩序
著者等紹介
川口順子[カワグチヨリコ]
明治大学国際総合研究所フェロー。米エール大学大学院修士(経済学)。通商産業省、サントリーを経て、2000‐2004年、森内閣および小泉内閣において、環境大臣、外務大臣、内閣総理大臣補佐官を歴任。2005年より参議院議員を二期務める。2013年、明治大学国際総合研究所特任教授を経て2017年4月より現職。この間、福田総理の要請を受け、核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICCND)にてエバンズ豪元外相と共同議長を務め、政策提言書『Eliminating Nuclear Threats』(2009年)を公表
秋山昌廣[アキヤママサヒロ]
秋山アソシエイツ代表/安全保障外交政策研究会代表。東京大学法学部卒。1964年大蔵省入省。大蔵省銀行局調査課長、主計局主計官、奈良県警察本部長、東京税関長を歴任。防衛庁経理局長、防衛局長、防衛事務次官を経て98年退官。99‐2001年ハーバード大学客員研究員、01‐12年海洋政策研究財団会長。この間、立教大学研究科特任教授。12‐16年東京財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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