目次
第1章 リスクマネジメントの基礎知識(リスクマネジメントとは;取引・信用リスクの把握と対応 ほか)
第2章 与信限度とは(与信限度の機能と役割;与信限度の種類 ほか)
第3章 与信限度額の算出方法(計算基礎及び根拠の明確化;売掛限度額の算出 ほか)
第4章 与信限度の運用(情報の入手;与信限度算出表の作成と提出 ほか)
第5章 経営内容(リスク)の評価(評価対象の企業情報項目;採点の方法 ほか)
著者等紹介
高市幸男[タカイチユキオ]
株式会社東京商工リサーチ取締役・中部地区本部長・名古屋支社長。危機管理システム研究学会会員、日本経営分析学会会員、日本物流学会会員。昭和30年石川県生まれ、昭和52年専修大学商学部卒、同年東京商工リサーチ入社、15年間調査員として約4,500社の企業信用調査業務に従事。信用調査レポートシステムの構築・マニュアル作りに参画。平成15年取締役就任、業務本部長、平成18年現職就任。平成22年6月本社情報本部長就任。講師:平成21年愛知学院大学大学院・東京商工リサーチ寄附講座(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kiki
8
法人融資の与信限度管理方法。単に融資の返済負担を見るだけでは一時的な返済能力しか見たことにならない。財務諸表から、長期的な支払い能力を審査することが重要。昔は単に所有不動産からの担保余力から判断することが多かったが、不動産神話が崩壊してからは信用リスク管理の高度化が進んだ。自社の資金力に加えて売掛債権から取引企業の返済能力も見ることも与信限度額を算出するのに大きな影響がある。銀行取引状況も重要。主力銀行、取引数、規模、期間等を点数化する。企業のクロスデフォルトにも注意が必要。2017/04/02