内容説明
MOT入門テキストの決定版!!IoTやAIで、ますます重要になる技術やイノベーションを有効にマネジメントするための基本と、戦略・組織・管理のあり方を解説!!
目次
イントロダクション
技術と経営
競争優位と競争戦略
経営戦略と技術
技術と制度
イノベーションの理論
製品開発プロセス
製品開発とマーケティング
製品開発の組織
技術と組織間関係
大量生産システム
ソフトウェアの開発
著者等紹介
原拓志[ハラタクジ]
神戸大学大学院経営学研究科教授、Ph.D.1985年神戸大学経営学部卒業。1985年東洋紡績株式会社入社(~1990年)。1993年神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了。1993年神戸大学経営学部助手、同助教授、同大学大学院経営学研究科助教授を経て、2004年より現職。2001年エディンバラ大学(UK)にてPh.D.取得
宮尾学[ミヤオマナブ]
神戸大学大学院経営学研究科准教授、博士(経営学)。1998年京都大学工学部工業化学科卒業。2000年京都大学大学院工学研究科博士課程前期課程修了。2000年サンスター株式会社入社。2006年神戸大学大学院経営学研究科専門職学位課程修了。2010年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。2011年滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科助教を経て、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
2
MOTの入門書ということで手に取ってみる。構成としては、技術とは、経営とは、に始まり、各章ごとにおすすめ文献も載っていることから発展的な学習もしやすく、入門書としてはわかりやすい。開発⇒製造工程の流れが説明としてわかりやすく、加えて、製造業をベースにしつつも、最終章ではソフトウェア開発との差分も書かれている。本書を読むと、製造業の考え方というのが、現代ビジネスにいかに影響を与えているのかというのがわかるし、製造業のビジネスを丹念に研究していくことの必要性を感じる。2023/11/26
カロライナタカハシ
2
よく概論がまとまっており、おすすめ図書と参考文献の掲載があり大変よい教科書だった。参考文献なども当たっていきたい。2023/03/05
羊の羽根
2
MOTの体系を見渡せる本。技術経営とは何か、技術とは何か、経営とは何か、という基本的な事から、その関わりを認識できる。技術経営は企業経営・技術・社会のあり方と関わりを各視点から考えるものであり、企業間競争や多角化に重要な技術の見極め、社会動向を踏まえた技術開発といった事を扱う。コア技術、重量級/軽量級マネジャー、競争地位の4類型、ステージゲートとファジーフロントエンドといった分野を紹介しているため、自分の関心やこれから深掘りすることの手がかりとして役立った。2020/04/25
shin
0
MOTでキーとなる概念をコンパクトに纏めた本。「MOTツアー」を楽しめる。一つ一つは基本的な部分しか紹介していないが、通読しやすく全体の俯瞰ができることと、参考文献リストが豊富にあることから、興味を持った分野への深掘りのための入口になる。2017/10/16