出版社内容情報
中野 誠[ナカノ マコト]
内容説明
マクロ実証会計では個別企業の財務データをアグリゲートしてマクロ指標との関連を分析。ミクロ実証会計では金融業も分析対象とした野心作。
目次
第1部 マクロ実証会計研究への挑戦(マクロ実証会計研究の可能性;集約レベルの会計情報とマクロ経済;GDP成長率の将来予測における会計利益情報の有用性;利益・リターン関係の「ミクロ・マクロ・パズル」;集約レベルの利益・リターン関係に関する一考察;システマティックな利益情報と利益反応係数)
第2部 ミクロ実証会計研究の最新論点(利益平準化行動がアナリスト予想と固有株式リターン・ボラティリティに及ぼす影響;会計上の保守主義が企業の投資水準・リスクテイク・株主価値に及ぼす影響;買入のれんの市場評価とコーポレート・ガバナンス;のれんの計上と期待リターン;日本における銀行会計研究の意義;貸倒引当金の保守性と利益評価;貸倒引当金の保守性と利益調整)
著者等紹介
中野誠[ナカノマコト]
一橋大学大学院商学研究科教授。一橋大学博士(商学)。1990年一橋大学卒業、1995年一橋大学大学院博士後期課程単位取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授を経て2009年より現職。この間、ルーヴァン・カトリック大学客員助教授、ASBJ無形資産専門委員、日本銀行金融研究所客員研究員、シドニー大学ビジネススクール客員研究員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。