内容説明
環境配慮から環境重視のイノベーションへ。世界各国の国策ともなったグリーン・イノベーションを経済学・経営学の視点から理論的に検証。
目次
第1部 グリーン・イノベーションの理論(「グリーン・イノベーション」とは何か;環境規制・政策とグリーン・イノベーション;グリーン・イノベーションと公共政策―低炭素経済構築にかかわる論点と政策的課題;ステークホルダーの連携を通じたサステイナビリティ・イノベーション―プラットフォーム形成と社会実験)
第2部 日本のグリーン・イノベーション(グリーン・イノベーションと日本の環境技術の国際競争力;日本における硫黄酸化物排出削減技術の開発と普及への各種政策手段の影響;サプライチェーンを通じた環境規制・自主的環境取り組みの影響―企業における環境関連研究開発活動に関する実証研究;中小企業の環境問題に関する研究開発活動;グリーンプロセスイノベーションと環境管理会計―マテリアルフローコスト会計(MFCA)がもたらす緊張と効果)
第3部 世界に広がるグリーン・イノベーション(再生可能エネルギー技術のイノベーション―アリソン・モデルによる太陽光発電プロジェクトの分析;グリーン・イノベーションへのアプローチ―環境規制からグリーン・アントレプレナーシップまで;中国式グリーン・イノベーション―「倹約イノベーション」を実現する巨大市場と政府の戦略;開発途上国におけるグリーン・イノベーション―再生可能エネルギーと「グリーン」マイクロファイナンスによる農村電化事業)
著者等紹介
植田和弘[ウエタカズヒロ]
1975年京都大学工学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了、ロンドン大学および未来資源研究所研究員、ダブリン大学客員教授、京都大学大学院経済学研究科教授および同地球環境学堂教授を経て、京都大学名誉教授。経済学博士、工学博士
國部克彦[コクブカツヒコ]
1985年大阪市立大学商学部卒業、同大学院経営学研究科博士課程修了、大阪市立大学助教授、LSE客員研究員、神戸大学助教授等を経て、神戸大学大学院経営学研究科教授。北京理工大学珠海学院客座教授。博士(経営学)。ISO/TC207/WG8議長
島本実[シマモトミノル]
1994年一橋大学社会学部卒業、同大学院商学研究科博士課程修了。愛知学院大学助教授、ハーバード大学客員研究員を経て、一橋大学大学院商学研究科教授。博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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