内容説明
本書は、会計基準の国際的統一が進行している中にあって、依然として多国籍企業が公表する連結財務諸表の比較が困難である状況について、歴史的経緯と現状を明らかにしながら総体的かつ体系的に検討するものである。
目次
会計基準の国際的調和と統一
会計制度と会計環境
会計基準の類型化
会計基準の国際的調和・統一の測定
会計基準の国際的調和・統一に向けての活動
連結会計基準の国際的統一
連結会計方針と手続
投資消去差額情報
外貨表示財務諸表項目の換算
連結キャッシュ・フロー計算書と外貨換算
金融商品の会計―有価証券の評価を中心として
企業年金の会計
法人税の会計
キャッシュ・フロー会計―キャッシュ概念を中心として
会計基準の多様性と業績評価
会計基準の多様性と企業価値評価
著者等紹介
向伊知郎[ムカイイチロウ]
1959年愛知県生まれ。1990年南山大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。1991年市邨学園短期大学専任講師、助教授を経て、1996年博士(経営学)南山大学。1996年愛知学院大学経営学部助教授。2000年カリフォルニア州立大学チコ校客員研究員(2001年まで)。2001年愛知学院大学経営学部教授(現在に至る)
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