内容説明
本書は、会計基準の動向とその基礎をなす諸概念との関係を分析し、今後のディスクロージャー制度の展望に資することを目的として編まれたものである。
目次
研究の課題と視点
会計情報の利用目的
会計目的と会計制度―開示制度と周辺の諸制度
会計情報の質的要件
会計のエンティティー―ニュー・ベイシス会計の構想
会計における利益観―収益費用中心観と資産負債中心観
キャッシュフローの配分と評価
金融商品の評価
事業用資産の評価（原価評価と減損；再評価と投資不動産）
利益の概念と情報価値（実現の考え方；純利益と包括利益）
総括と補足
著者等紹介
斎藤静樹［サイトウシズキ］
１９４２年東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科教授（経済学博士）。企業会計基準委員会委員長、企業会計審議会委員、金融審議会委員、法制審議会会社法部会委員などを兼務
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