内容説明
本書は、若手研究者と現場の第一線で監査実務を主導する会計士を中心に組織された執筆者(日本監査研究学会「ゴーイング・コンサーン問題と監査」研究部会メンバー)により、まず第1に、ゴーイング・コンサーン問題に係る枠組みの提示を行うこと、第2に、制度研究として、国際的な調和化を目指す国際会計士連盟(IFAC)を含む各国制度上のゴーイング・コンサーン問題に対する対応について網羅的な検証を行うこと、さらに、これまでの主要な理論研究の吟味を通じて、望ましい制度上の扱いに対する提言を行うことで、まさに、会計および監査における理論と制度(実務)が“唇歯輔車”の関係にあることを実践したものである。
目次
1 本研究の枠組み(ゴーイング・コンサーン問題を検討するための枠組み)
2 制度篇(IASCおよびIFAC;アメリカ;イギリス;ドイツ;フランス;オーストラリア;オランダ;南アフリカ;カナダ;日本)
3 理論篇(共同研究の成果;個人研究の成果)
4 付録
著者等紹介
八田進二[ハッタシンジ]
青山学院大学経営学部教授。日本監査研究学会理事。国際会計研究学会監事。公認会計士試験第2次試験委員(平成13年度より)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。