内容説明
各国で会計制度・会計実務が相違し、相違の根拠が存在しているにもかかわらず、会計の国際的調和は急速に進んでいる。調和化の内容は多様であり、旧基底社会の連続性をできるだけ維持する形で調和化を進めている国もあれば、基底社会の変革を促す目的で積極的に進めている国もある。本書の課題は、(1)国際的調和に関連して用いられている概念の明確化,(2)会計の国別相違の内容と程度の把握,(3)相違を発生させる要因の考察、および(4)会計の国際的調和の意味の解明である。
目次
第1部 会計と会計環境(会計の国別相違―相違の析出方法;会計の国際比較;会計環境要因―相違の析出方法)
第2部 会計の国際的調和(会計の国際的調和に関する概念の明確化;会計基準の国際的「共有」;会計基準における「弾力性の除去」;日本の会計規範の国際的調和化―翻訳的適応は継続されるのか)
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