出版社内容情報
契約書における税務の取扱いを解説。取引スキームや条文表現がビジネスにどう影響するか分析!
内容説明
税務の知識ゼロからでもわかる専門家にも役立つ実務直結の解説。契約類型別のサンプル条項・図表を使って、日常的なビジネスシーンにおける税務の勘所をカバー。
目次
第1章 これだけは知っておきたい税務の基礎知識(税務と契約書;ビジネスに関わる税金の概要;税法の理解に必要な概念;税務に関する手続;税務に関するリサーチ方法)
第2章 契約類型別の税務のポイント(売買契約(その他不動産・動産の譲渡)
請負・委任契約(業務委託・代理店・サービス提供等)
事業譲渡・株式譲渡契約
賃貸借契約
消費賃借契約
ライセンス契約
和解契約
各契約類型に共通する事項)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
5
契約書に関わる税務の説明がなされている。契約書を検討するにあたっては法務的な視点がコアにはなってくるものの、そのスキームや記載方法によっては税務的な視点での検討も必要になってくる。本書では、契約書に関わる税務の視点として、法人税、所得税、消費税、印紙税を中心に据えて、その説明をしている。全く税務に関する知識がないと厳しいかもしれないが、最低限の会計・税務上の知識があれば得るものはあると思うし、日々の業務において税務的な視点をもつことができるのは仕事の幅も広がるように感じる。一読する価値はあると思う。2020/06/07