内容説明
欧州債務危機の原因と影響は?2009年のギリシャ危機に端を発する欧州債務危機は、いったん終息する気配をみせていた。しかし、2015年にはギリシャ政府の借入金返済のための資金調達が困難となる見直しが出たことで、危機が再燃している。
目次
第1章 欧州債務危機の拡散と金融市場
第2章 ユーロ圏金融市場とCDSスプレッド
第3章 欧州債務危機とCDS市場での伝染効果
第4章 ユーロ圏の政府債務危機は伝染したのか?―ユーロ加盟国の財政収支とCDSスプレッドを用いた実証分析
第5章 欧州債務危機は実体経済を抑制したのか?―構造変化を考慮した投資関数の推定による欧州債務危機の実体経済への影響の検証
第6章 欧州債務危機とECBの非標準的金融政策
第7章 欧州の経済ガバナンス改革―財政制度改革と銀行同盟は欧州危機の再来を防げるのか?
著者等紹介
高屋定美[タカヤサダヨシ]
1963年京都府に生まれる。1986年神戸大学経済学部卒業。1991年神戸大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。近畿大学商経学部専任講師。その後同学部助教授、教授を経て、2004年関西大学商学部教授。博士(経済学)神戸大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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