内容説明
日本における不動産は、常に金融の発展とともに存在してきました。個人の住宅ローンでも企業への融資でも、担保として主に用いられるのが不動産です。日本の金融と不動産は、切っても切れない関係にあるのです。本書では、不動産をファイナンスとして利用するための基礎知識や、担保価値を把握するための手法、不動産を利用したファイナンスに関するさまざまな特徴を、難解な部分を極力排除したうえで、事例を交えながら解説していきます。
目次
第１章 不動産ファイナンスに関する基礎知識
第２章 不動産ファイナンスを学ぶ前に知っておくべき基本
第３章 不動産のデット・ファイナンス
第４章 不動産のエクイティ・ファイナンス
第５章 不動産の担保価値
第６章 不動産の会計・税務
著者等紹介
山下章太［ヤマシタショウタ］
かえで監査法人代表社員、かえで税理士法人代表社員、かえでキャピタルマネジメント株式会社代表取締役。公認会計士、税理士、証券アナリスト協会検定会員、政治資金監査人、第１種証券外務員、内部管理責任者。監査法人トーマツ、みずほ証券、東京スター銀行を経て独立。株式会社ｙｅｎｂｒｉｄｇｅ（現かえでキャピタルマネジメント株式会社）を設立後は、ＣＢ差止申立事件や上場企業のエクイティファイナンス時におけるアドバイザリー業務、流動化・証券化案件のアドバイザリー業務、金融機関・上場企業・ファンド等への内部管理体制構築支援などに従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あすなろ
70
【学習】この本は勉強になった。僕みたいに不動産に関する金融の一連基礎知識を早く頭ち入れたい者にとっては。正直、こちらを先に買っておけば良かったというぐらい、類似既読書の情けなさ。頭の中の復習・体系化・連結・新しい知識習得・新たな勉強課題等の習得出来、良かったです。保存版。2016/08/30
しぶかつ君
0
◼️業務に必要な知識習得のために購読。REITよりもノンリコにウェイトが置かれている。 ◼️先に読んだ数冊は、不動産ファイナンスの仕組みを説明する基礎的な内容だったのに対し、本書は事例を用いて不動産から発生するNCFや、収益還元法、原価法から不動産のバリューを実際に計算させる点でやや実用的。 ◼️不動産証券化マスター試験のベース知識になってくれていると助かる。2017/07/26
川原 健太郎
0
16-7/22016/05/05
Kyo-to-read
0
不動産ファイナンスについての教科書的一冊。基本事項は網羅されているので、入門としてはおススメ。実務レベルでいうと、税金面や法律面でもう一歩踏み込んだ解説がほしいところ。また、資本構成でも実例などを挙げた解説があると分かり易いと思う。発展版の出版を期待したい。2020/02/11
おっくん
0
ノンリコースローンについて記述のある数少ない書籍かと思います。不動産ファンド関連から相続まで幅広く、かつファイナンスに特化した内容です。レンダーの立場が少し理解できた気がします。2019/07/07
