内容説明
本書は、日本企業がインドへの進出時や進出後に直面する法律上の問題点につき、時系列に沿って説明します。法律上の論点を分析するだけでなく、実務的な解決策を提案することを目指します。会社設立の前提として検討すべき事項や、株式譲渡契約や合弁契約の英文条項を掲載することで、実際の案件でインド企業と交渉する際の留意点が分かります。また、インド人気質をふまえた労働紛争の対処法など、著者の経験に基づいた解決方法が示され、複雑さを増すインド企業法務の理解をサポートします。
目次
第1章 インド経済の動向と新政権の特徴
第2章 最適な手法選択とチーム作り
第3章 会社設立と増資の手続き
第4章 守秘義務契約、基本合意書
第5章 案件初期に検討すべき事項―インド特有の論点
第6章 デューディリジェンスを行う際の留意点
第7章 株式譲渡の進め方(株式譲渡契約の雛形と解説付)
第8章 株式会社の運営実務(合併契約の雛形と解説付)
第9章 労働法と労務管理
第10章 個人情報保護法制
第11章 贈賄規制
著者等紹介
小山洋平[コヤマヨウヘイ]
森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士。インド・ベトナム・米国の法律事務所での勤務経験をもとに海外案件を多く手掛ける。国内M&A、一般企業法務に加えて、IT関連法務を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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