内容説明
豊富な事例研究と統計的調査によって合併取引に関するわが国企業の決算政策(私的選択)を明らかにするとともに、連結会計が主たる会計情報になった現在、連結取引と合併取引とを斉合的に処理する企業結合会計の視点から、合併会計の論理的構造を解明し、新たな会計基準(社会的選択)を構想する。
目次
序章 会計代替案選択理論と会計基準の変更
第1章 合併会計基準の概要
第2章 合併会計の実態
第3章 合併会計と連結会計の関係の実態
第4章 企業評価と合併比率
第5章 米国の企業結合会計とのれんの会計―会計基準設定過程と会計固有の論理の追求
第6章 投資株式の評価と合併会計
第7章 抱合株式への自己株式割当の会計
第8章 ニューベイシス会計法と企業結合形態の識別規準
終章 要約と結論