内容説明
ケーススタディのもっている大きな強みは、考える力を身に付けやすいことである。理論や手法といった知識はいかに最先端のものであっても、やがては陳腐化する。しかもその賞味期限はますます短縮傾向にある。ケースで身に付ける考え方は、陳腐化していく知識を補い、更新する役割を果たす。
目次
第１部 マーケティングとケーススタディ（ケーススタディ；マーケティングの分析枠組み；ケーススタディの実際：株式会社朝日フレシア）
第２部 マーケティング計画の形成（製品政策：米国日立家電；ブランド政策：セイコーウオッチ株式会社；新製品開発政策：株式会社日立製作所―情報通信事業部；価格政策：アスクル株式会社―オフィス通販事業；プロモーション政策：タイガー魔法瓶株式会社；流通チャネル政策：株式会社ＪＴＢ―中国におけるマーケティング戦略）
第３部 マーケティング戦略の諸側面（小売マーケティング戦略と消費者調査データ：サンライフ・ストア株式会社；小売マーケティング戦略とチェーンオペレーション：ニューベリー・トーキョー；ビジネスモデルの進化とマーケティング戦略：ゲーム産業に関するノート；インターネット環境でのマーケティング戦略：株式会社ぐるなび）
著者等紹介
池尾恭一［イケオキョウイチ］
慶應義塾大学名誉教授。明治学院大学経済学部教授。商学博士（慶應義塾大学）。１９５０年神奈川県生まれ。１９７３年慶應義塾大学商学部卒業、１９７５年同大学院商学研究科修士課程修了。１９７８年博士課程単位取得退学。関西学院大学商学部専任講師、助教授を経て、１９８８年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授、１９９４年教授。この間、１９８１年ペンシルバニア州立大学に、１９８４年ニューヨーク州立大学バッファロー校に、１９８８年ハーバード大学にそれぞれ客員研究員として留学。２００５年１０月慶應義塾大学大学院経営管理研究科委員長兼ビジネス・スクール校長に就任（２００５‐２００９）。２０１４年４月より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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