内容説明
本書は、わが国の企業年金会計が直面している問題を国際的な視野にたってとらえ直すために、米国・イギリス・カナダ・ドイツの年金会計基準や年金会計実務および国際会計基準について、会計理論、会計制度、実証の面から総合的に検討し、それをもとにわが国の企業年金会計制度の問題点を提示してすすむべき方向を明らかにしている。
目次
第1部 年金会計基準の基本問題(新しい年金会計基準のフレームワーク;米国年金基金の回収と会計基準;退職後医療給付の会計基準とコスト・シエアリング;職域年金制度と年金会計基準の相互作用 ほか)
第2部 年金会計の論点(年金基金の会計と企業会計の分離と統合;年金資産の評価問題;年金負債会計の論理;年金負債の再検討 ほか)