内容説明
本書は、「連結財務諸表」の制度的展開および国際比較を起点にして、わが国で既に制度化されたセグメント情報の開示、関連当事者間取引の開示、中間財務諸表および資金計算書における課題を検討している。加えて、わが国ではまだ制度化されていないものの、その社会的必要性が高まると思われる財務報告の領域のうち、付加価値計算書、多欄式報告書、総認識利得・損失計算書、環境報告書および社会関連情報を掲げ、その理論的な解明を試みたものである。
目次
第1章 連結財務諸表の展開
第2章 セグメント情報開示の展開
第3章 関連当事者間取引開示の展開
第4章 中間報告書の展開
第5章 資金計算書の展開
第6章 付加価値計算書
第7章 多欄式報告書―インフレーション会計情報
第8章 総認識利得・損失計算書
第9章 環境報告書
第10章 社会関連情報―社会情報と会計情報