内容説明
高齢社会の中でも経済社会を維持し、ニーズに合ったサービスを提供する公的部門と民間企業のあり方を探る。
目次
第1部 高齢社会における「選択と集中」のための課題(超高齢社会の課題と可能性(講演録)
高齢社会における経済成長と意思決定)
第2部 高齢者のニーズおよびニーズに対応した産業(高齢者市場開拓の意義と期待―より豊かな長寿の実現に必要な高齢者ニーズへの対応;高齢社会のニーズと産業・制度の相互補完;高齢者市場への取組みの考察―社会的課題解決に向けて)
第3部 高齢社会における公的部門の役割(社会保障制度における「選択と集中」;高齢社会における社会資本整備;望ましい「老い方・死に方」と「医療提供体制の再編」―人口構造の変化を踏まえた対応策)
第4部 諸外国の高齢化の状況と対応(東アジアの高齢化問題(講演録)
特別講演 強靱でしたたかな普通の国スウェーデン―次世代・未来志向の国づくり)
著者等紹介
貝塚啓明[カイズカケイメイ]
東京大学名誉教授。日本学士院会員。財務省財務総合政策研究所顧問。日本銀行参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クロウ
0
財務省の意向が政策には反映しやすいので、財務省関連の人の本を読んだみました。うーん、やっぱり官僚の書くものって、現場の実情と全然合ってないことが多くて腹が立つなあ。中には、なかなか面白い意見もありましたが。まあでも今後の方向性を理解しないといけないし、近いうちにもう一回読みます。2016/01/22
葉
0
老化社会の課題としては、自立期間の延長に伴う医療と介護費の抑制、身体的衰えに対して快適な日常生活のための環境整備、人との繋がりを作り維持していく仕組み作りの3つである。日本の未来は、長寿と健康と経済の3つを繋いで循環させるシステムや住み慣れた地域で暮らし続ける(Aging In Place)ことができる地域包括的概念が必要である。2030年には75歳以上人口が全人口の1/5になる。退職者は就業意欲があり、知識や技術や仕事関係のネットワークを持っているため、働きやすい仕事の環境を作ることが地域・民間の課題。2015/10/26
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