内容説明
「組織再編」はその多くがグループ内再編であることを踏まえ、親子兄弟会社間の組織再編に特化して、契約の記載事項、事前・事後の各種手続を豊富な事例とともに解説。とりわけ「無対価」の組織再編(無対価吸収合併、無対価吸収分割等)について詳しく取り扱っています。会社法施行以来、会社の計算に関する知識が法務手続にも必要となったことに配慮し、組織再編の理解を「会計」の面からも追究。第2版では、改正会社法(平成26年6月成立)を踏まえて全編を見直すとともに、新しい論点を加筆。さらに付録として、無対価株式交換等の記事も新たに収録。
目次
第1編 合併等再編の手続総論(各種の組織再編とその個数;組織再編の本質とその効果;組織再編の手続;簡易組織再編と略式組織再編;組織再編と同時に行う行為)
第2編 共通支配下の吸収合併(無対価と株式対価)(吸収合併の正しい理解;「無対価」吸収合併;共通支配下の「株式対価」吸収合併)
第3編 共通支配下の会社分割(無対価と株式対価)(会社分割の正しい理解;「無対価」吸収分割;共通支配下の「株式対価」吸収分割;新設分割)
第4編 共通支配下の株式交換(現金対価と株式対価)(株式交換の正しい理解;共通支配下の「現金対価」株式交換;共通支配下の「株式対価」株式交換)
付録(新株式対価の株式交換と債権者保護手続;無対価株式交換の会計処理;吸収型再編の効力発生日と期間計算に関する考察)
著者等紹介
金子登志雄[カネコトシオ]
組織再編を中心とする会社法務専門司法書士。群馬県生まれ。慶応大(法)卒。信託銀行出身。昭和62年、日本初のM&A専門会社を創業(法務担当取締役)し、M&A・企業再編の業務に参入。平成3年、アクモス株式会社創業(取締役就任)。平成8年、アクモスを株式公開。同年、司法書士登録。平成11年、アクモスで日本初の株式交換を実行。その他、数百件のM&A、合併、会社分割、株式交換等の手続に関与。平成14年、実戦的な企業法務研究集団・ESG法務研究会設立、代表就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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