出版社内容情報
会社法の枠を超えて、資本主義経済のインフラである企業と経営者の法的規制の課題を論じる。
内容説明
「資本主義とは何か」との視点から企業法制の研究に取り組んでいる著者による「上場会社法総論」。グローバルな競争下で経営者のリスクテイクを支える法的インフラのあり方を検討しながら、たとえば監査役制度の有用性に言及するなど、わが国の経営実務の独自性も視野に入れている。
目次
第1編 総論(資本主義と会社法)
第2編 日本の資本主義の展開と会社法(わが国の資本主義体制の展開;コーポレート・ガバナンスに対する国家規制)
第3編 グローバルな資本主義と会社法の課題(グローバル化する資本主義のコーポレート・ガバナンス;営業の自由を否定する裁判所の後知恵;グローバルスタンダードによる役員の責任緩和)
第4編 資本市場の課題(国家による証券市場の管理;金融システム改革と投資者保護;証券詐欺の民事責任の確立へ)
第5編 資本主義の憲法秩序(国家による企業支援)
著者等紹介
森田章[モリタアキラ]
1949年生まれ。同志社高校卒業。神戸大学法学部卒業。1977年神戸大学大学院法学研究科修了(法学博士)。1978‐79年米国イエール・ロー・スクール客員研究員。1991年から同志社大学教授。弁護士法人三宅法律事務所客員弁護士。公認会計士試験委員、法制審議会会社法部会臨時委員、司法試験考査委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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