内容説明
情報は、人と人とのコミニュケーションを可能にする共通分母となり得るものでなければならない。会計情報もまた情報の送り手たるアカウンタントと受け手たる企業の利害関係者との橋渡し的役割を果すことが必要である。そのためには、会計情報は受け手の意思決定活動に影響を及ぼすのみならず、またその指示対象を忠実に表現するものでなければならない。本書は、こうした会計情報の基礎理論を確立するために、会計の信頼性をめぐる諸問題を検討しつつ、会計学方法論その中でもとりわけ会計事象理論を一つのモデルとして、会計の本質を追求したものである。
目次
第1部 序論(会計情報論の基本的視点)
第2部 会計学方法論(会計上の認識の本質;会計の基本目的と基本的認識規準;会計理論の二つの視点;会計理論と記号論の三分野;会計理論の三類型)
第3部 会計事象理論(会計事象理論の基本問題;会計事象の本質;会計事象選択ルール;会計事象理論と因果性;会計事象理論の基礎構造;会計事象理論の方法論的基礎)
第4部 結論(会計学方法論と会計事象理論)
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