内容説明
ビッグ・データを活用して、金融や投資の世界に応用していく最先端の研究は、まだ緒についたばかりです。本書は、統計学と行動ファイナンスの知見に基づいて、有利に株式投資を行う方法などをわかりやすく伝えていきます。
目次
第1章 ビッグ・データって何?
第2章 ビッグ・データで株価は読める?
第3章 ビッグ・データで明らかになった株価の季節性―皆が幸せなときは株を買え!
第4章 ビッグ・データを活用して相場の極意を実践する―人の行く裏に道あり花の山
第5章 バーストを使って隠れた動きを見つけよう
第6章 大規模な「言葉」のデータから相場を予測する―ニュース記事の言葉が明日の株価を占う!
第7章 ビッグ・データで相場の大潮流をつかめ―サブプライム・ショックの予兆もビッグ・データに表れていた!
著者等紹介
岡田克彦[オカダカツヒコ]
(株)Magne‐Max Capital Management代表取締役。関西学院大学大学院経営戦略研究科教授。1990年ワシントン大学経営大学院でMBA取得後、モルガン・スタンレー証券(NY・東京)で株式デリバティブトレーダー、1992年からUBS証券(東京)で株価指数裁定取引部門責任者を務める。1996年にHalberdierCapital Management Singapore社を共同設立し、翌年にHalberdier Fundをローンチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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moto
4
人の不合理な行動に焦点を当てて、ビッグデータを使って分析しようという試みは面白かった。 ただし、まだ発展途上といった印象で、サンプリング期間が短かったり、手間がかかる割にはたいしたリターンが得られないなど、個人投資家が利用するには無理がありそうです。 季節性アノマリーだけは使いやすいと思うので、12月~6月あたりにポジションを増やしてみるぐらいは試してみても良いかも知れません。2019/04/30
芸術家くーまん843
4
株式市場では機関投資家や大規模投資家がコンピュータで株式の上がり下がりを予測プログラム取引を。株価の上下ではなくニュース記事や季節傾向といったビッグデータを活用したプログラム取引を提案。現在株式情報は証券会社が格付けを行っていて事前に一部の投資家に情報提供しその後に公表し一部の投資家に利益を提供している。コンピュータが人間の心理を予測するようになったら株式市場はいったいどうなってしまうのか?乱高下するのか?高速で収束し安定するのか?いずれにしろ素人には儲けにくい世界になっていくのかもしれないと思う一冊。2014/02/06
めいけふ
2
唯一紹介されてた小説が気になった。でもそれもタイトルがなかったので残念。内容はまぁビックデータに関する本と行動経済学の本を読んでたら想像がつく程度のもの。2014/05/11
すぐる
0
○2017/11/13
クロネコ
0
ビッグデータで株価を予測する方法について書かれているが、まだ検討中と言う感じ。2017/06/18