内容説明
日本版クラス・アクション制度(集団的消費者被害回復のための訴訟制度)が間もなく導入されます。本書では、まだ聞き馴染みのない“日本版クラス・アクション”が一体どういった制度なのか、そして制度施行に先んじて企業はどのような対策を講ずればよいのかを、Q&A形式でわかりやすく解説しました。
目次
第1章 制度導入の経緯(日本版クラス・アクションの必要性;現行の制度 ほか)
第2章 報告書・骨子におけるクラス・アクシヨン制度の内容(「集団的消費者被害救済制度研究会」で示された4つのモデル案の特徴;「集団的消費者被害救済制度専門調査会」報告書の概要 ほか)
第3章 一段階目の手続(一段階目の手続の概要;一段階目の手続における訴状の記載、管轄、手数料等 ほか)
第4章 二段階目の手続(二段階目の手続(個別請求権の確定訴訟)の概要
二段階目の手続の開始・審理対象 ほか)
第5章 実務対応・その他(日本版クラス・アクションの普及のポイント;施行前に事業者が行っておくべき体制整備 ほか)
著者等紹介
大塚和成[オオツカカズマサ]
代表パートナー弁護士。1993年早稲田大学法学部卒業。1999年弁護士登録(51期、第二東京弁護士会)。主な業務分野:経営支配権争いを巡る紛争事件、会社関係訴訟・非訟・仮処分、株主総会・取締役会運営支援、第三者委員会設置・運営支援、買収防衛策の導入、不祥事対応等
水川聡[ミズカワサトシ]
パートナー弁護士。2003年大阪大学法学部卒業。2004年弁護士登録(57期、第二東京弁護士会)。主な業務分野:危機管理、不祥事対応、コンプライアンス態勢構築支援、第三者委員会設置・運営支援、役員責任追及訴訟、経営支配権争い、M&A等
高谷裕介[タカヤユウスケ]
弁護士。2004年名古屋大学法学部卒業。2007年弁護士登録(60期、第二東京弁護士会)。主な業務分野:会社関係訴訟・非訟・仮処分、金融商品取引法関係訴訟、経営法務助言、経営支配権争いを巡る紛争事件、役員解任等
渡邉雅之[ワタナベマサユキ]
パートナー弁護士。1995年東京大学法学部卒業(1998年~2000年総理府勤務)。2001年弁護士登録(54期、第二東京弁護士会)。主な業務分野:金融規制・金融関連コンプライアンスに関する助言、マネー・ローンダリング・反社会的勢力への対策、生命保険を始めとする消費者問題への対応等
井上真一郎[イノウエシンイチロウ]
弁護士。2001年京都大学法学部卒業。2002年弁護士登録(55期、大阪弁護士会)。主な業務分野:企業コンプライアンスに関する助言、金融商品取引関係紛争に関するADR・訴訟等、製造物責任等を含む消費者対応一般、M&A等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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