内容説明
現在の雇用社会は、非正規社員の増加や労働市場のグローバル化により、契約に基づいて労務管理を行う時代に移行しつつある。個別労働紛争においても、これを予防し解決するためには、契約の内容についての齟齬が生じないようにすることが重要である。本書は、上記の考え方に基づき、労働契約法と労働審判法を逐条で解説するとともに、実務的な紛争対応のポイントを論じている。
目次
第1章 はじめに
第2章 個別労働関係紛争解決促進法
第3章 労働審判法
第4章 労働契約法
第5章 個別労働紛争解決機関
第6章 解決機関での利用・解決状況とその対応策
第7章 「合同労組」
第8章 個別労働紛争の予防・解決のキーワード
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
明治大学法学部卒業。1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以後、労働事件を経営者側代理人として手がける。2002~04年司法制度改革推進本部労働検討会委員。現在、経営法曹会議常任幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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