内容説明
本書は、国際物品売買契約分野でグローバル・スタンダードになりつつあるウィーン売買条約を、理論と実務両面からわかりやすく解説することを目的としている。第2版では、民事訴訟法の改正・インコタームズ2010に対応し、判例の整理・アップデートや、改正作業が進む民法(債権法)改正についても適宜言及した。また、平成22年の新司法試験に本条約についての問題が出題されたことを踏まえ、司法試験の準備にも本書が活用されることに配慮した改訂がなされている。
目次
第1部 適用範囲及び総則(適用範囲;総則)
第2部 契約の成立
第3部 物品の売買(総則;売主の義務;買主の義務;危険の移転;売主及び買主の義務に共通する規定)
第4部 最終規定
著者等紹介
杉浦保友[スギウラヤストモ]
日本大学大学院法務研究科教授。1970年一橋大学法学部卒業、三井物産(株)文書部(現法務部)勤務(~2003年)。2000年イングランド・ロースクールThe College of Law修了。2001年イングランドThe Law SocietyにSolicitor登録。2003年一橋大学法学研究科教授(~2010年)。2009年大学より兼職許可を得て英国Ashurst弁護士事務所東京事務所入所(~2010年)。2010年より現職
久保田隆[クボタタカシ]
早稲田大学大学院法務研究科教授。1990年東京大学法学部卒業、日本銀行に入行(~1998年)。1996年ハーバード大学ロースクール修了(LL.M.)。名古屋大学助教授、早稲田大学助教授を経て2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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