出版社内容情報
デザインマネジメントシリーズ待望の第5巻。デジタル分野はもちろん、行政機関や教育機関におけるDX化について最新の知見と課題点の洗い出し・解決策を提示。デジタル領域を取り入れた組織によるカオス化した状態をいかに管理するか、またデザインの力を用いてガバナンス(統治)することの理論と実践について解説。「デジタルガバナンス」分野の先駆者である著者の原著翻訳版。
目次
第1部 デジタルガバナンスのフレームワークを作る(デジタルガバナンスの基本;あなたの組織のデジタルチーム:どこにいて、何をしているのか;デジタル戦略:専門性と権限を整合させる;デジタルポリシーを確実に前進させる;デジタル標準をめぐる内紛を収める ほか)
第2部 ケーススタディ(多国籍B2Bのケーススタディ;行政機関のケーススタディ;高等教育機関のケーススタディ)
著者等紹介
ウェルチマン,リサ[ウェルチマン,リサ] [Welchman,Lisa]
過去20年のキャリアを通じて、デジタルガバナンスという専門領域を確立し、多数のステークホルダーが絡む複雑なデジタルオペレーションを安定させるプロセスで顧客組織をサポートしてきた。特に、デジタルの出現と普及によって組織にどのような影響が及んでいるかを理解し解釈したうえで、組織内の独自の職業領域としてデジタルを成熟させていくことを重視している。デジタルのキャリアは、1995年にシリコンバレーで始まった。Netscapeのウェブページのコーダーから、Cisco Systemsのウェブパブリッシングのプログラムマネジャーを経て、1999年、大規模なウェブサイトのマネジメントを専門とするコンサルティング会社、WelchmanPierpointを設立した。現在、デジタルガバナンス、情報化時代の到来、情報労働者の役割といったトピックで、世界各地で講演や講義を行っている
篠原稔和[シノハラトシカズ]
ソシオメディア株式会社の代表取締役、およびNPO法人人間中心設計推進機構(HCD‐Net)の理事長、国立大学法人豊橋技術科学大学の客員教授を歴任。また、行政分野において、総務省の技術統括アドバイザー、豊橋市のデジタル化推進アドバイザーなどを務めている。これまでに「情報デザイン」や「ユーザーエクスペリエンス」に関わる数多くの著書や翻訳書を紹介しながら、大企業・中小企業から政府・自治体に至るまでの実務におけるソリューション活動に従事。現在、「デザインマネジメント」の重要性を多角的に探究するための「デザインマネジメント・シリーズ」を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。