内容説明
意味現象の豊かさとおもしろさを伝授するAlan Cruseの名著、待望の翻訳!意味論・語用論を網羅し、認知言語学的アプローチから語彙意味論を深く掘り下げて解説。言語学研究者はもちろん、翻訳・心理学・文学研究者や、人工知能・テキストマイニングなど意味処理に関連する工学系研究者も必読の一冊。
目次
第1部 基礎となる考え(イントロダクション;論理と意味 ほか)
第2部 単語とその意味(語彙単位;単語の意味の文脈による可変性 ほか)
第3部 文法的な意味(文法的意味―名詞と名詞句;項構造 ほか)
第4部 語用論(言語行為;指示と直示 ほか)
著者等紹介
クルーズ,アラン[クルーズ,アラン][Cruse,Alan]
長年にわたりマンチェスター大学講師を務めたのち、教職をしりぞく
片岡宏仁[カタオカヒロヒト]
非常勤講師(大阪歯科大学ほか)。英語学博士(“Grammatical Semantics of Modality,Counterfactuality,and Tense”、関西外国語大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こたろう
2
意味を言語で表現するやり方は、どのような手段があるのだろうか?よくあるチョムスキーばんざーいとかの内容ではまったくない。機能文法、関連性、語彙、イディオム、多義性…さまざまなことについて触れられている。また、言語の専門書なのだが、入門書という位置づけの本だと思う。言語学の本を読んだことない人でも、読み進められると思う。分量はあるが、読むと言語について語るには、ページが少なすぎると思うはずである。また、訳者の日本語訳が素晴らしい。わりと、キワドイ単語などがあるのだが、上手く訳されている。2019/08/01
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