材料技術史概論 (第3版)

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材料技術史概論 (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 153p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784501618605
  • NDC分類 501.4
  • Cコード C3050

出版社内容情報

 今日の科学技術の驚異的な展開は,その基盤を支えている諸材料の急激な進歩の上に成り立っており,それにわが国の技術者たちが大きく貢献していることは世界の人々の認めるところである。
 これら諸材料の分野は現在きわめて広い領域にわたっている。そのため,それらの各々の分野について知ろうとすれば,これらに関する広い基礎力と多岐にわたる専門的な知識をもつことが必要になっている。
 ところが,これら材料の基礎と成立について学び,かつこれらの分野を総合的に見直すための適当な概説書がなく,その著作が強く望まれていた。本書第1版・第2版は,その要請に応えるべく出版された。それから十数年をへて,それらに新たな知見をつけ加えて,再度出版する運びとなった。
 本書はその性質上,初学者や専門外の人々の教科書的な面も含めるために,通覧的にまとめた。その方針からそれないように留意し,解説の記述はなるべく平易になるように努力した。本書により読者諸氏が材料発達の概要と基礎について理解し,さらにその中から,今後の発展のための何らかのイメージを得ていただければ,筆者らの望外の喜びとするところである。
 改訂にあたっての書き換えは、その全般にわたって小山田隆信(元鳥取大学工学部助手)が行い,第6章前半は萩原尚男氏(工博)がまとめた。
 最後に,本書の出版に当たり,様々のご尽力を頂いた東京電機大学出版局編集課長植村八潮氏に深く感謝申し上げたい。

平成13年2月
著者しるす

はじめに
第1章 技術と材料の始まり
1・1 材料の進歩概説
1・2 技術の起源
1・3 石器時代
1・4 石器時代の生活技術
1・5 わが国の土器の時代
第2章 古代・古典社会と金属の使用
2・1 金属器の出現
2・2 青銅器時代
2・3 鉄器時代
第3章 中世社会の技術と材料
3・1 中世社会における技術の蓄積
3・2 木材・ガラスの歴史
3・3 ガラスの時代
第4章 産業革命と鉄鋼の時代
4・1 産業革命
4・2 鉄鋼の時代―製鋼技術の発展
第5章 近代技術と材料
5・1 近代技術と科学
5・2 現代社会と科学・技術
5・3 プラスチック時代
5・4 セラミックス時代
第6章 科学の歴史と社会とのかかわり
6・1 基礎科学の成立まで
6・2 現代社会と化学・技術とのかかわり
おわりに

内容説明

今日の科学技術の驚異的な展開は、その基盤を支えている諸材料の急激な進歩の上に成り立っている。ところが、これら材料の基礎と成立について学び、かつこれらの分野を総合的に見直すための適当な概説書がない。その著作が強く望まれていた本書は、その要請に応えるべく出版された。

目次

第1章 技術と材料の始まり
第2章 古代・古典社会と金属の使用
第3章 中世社会の技術と材料
第4章 産業革命と鉄鋼の時代
第5章 近代技術と材料
第6章 科学の歴史と社会とのかかわり

著者等紹介

小山田了三[オヤマダリョウゾウ]
岩手大学(教)卒業(1955年)、後東京理科大学(理)、東京教育大学(理)に学ぶ。東京工業大学大学院修士課程修了(1964年)。工学博士。中学校・高等学校教員(1955~1964年)科学技術庁金属材料技術研究所主任研究官(1971年)。長崎大学教授(1978年)山梨学院大学教授(1984年)。富士大学学長(2000年2月)

小山田隆信[オヤマダタカノブ]
明治大学(工)卒業(1989年)。東京理科大学大学院修士課程修了(1991年)。東京理科大学大学院博士後期課程修了、工学博士(1995年)。現在、法政大学大学院ITプロフェッショナルコース在学中。川村学園女子大学非常勤技術職員(1991~1994年)。鳥取大学工学部機械工学科助手(1995~1999年)。富士大学助教授(2001年)
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