出版社内容情報
本書は初級アドミニストレータ試験合格のために必要な知識を身につけていただくために作成しました.
初級アドミニストレータ試験は,平成6年にスタートしてから年々人気が上がってきています.エンドユーザであっても,仕事を効率よく行うためにはパソコンを使いこなせることが必須となってきたためです.試験は年々難易度が上がる傾向にあります.
本書では,効率的に学習を進められるよう,次のような工夫をしました.
・必修テーマを絞り込んで,覚えなければならない項目を明確にする.
・必修項目に対応した問題を見開きページに用意する.
知識は理解を助け,理解は記憶を助けます.理解して憶えたことは忘れにくいのです.左ページを読んだら右ページの問題に答えてみましょう.知識を使ってみることで憶えたことが定着するのです.
もともと試験の性質上,浅くても広い知識が必要とされています.正面切って全部をすべて理解しようとすると,時間がいくらあっても足りません.そこでこの本では,必修すべきテーマを100としました.実際には99個となっていますが,最低限これらの内容全体に触れて下さい.
広い範囲の中には,得手,不得手があるでしょう.例えば学生の方にとっては,数学や統計的な問題は易しいかもしれませんが,会社の組織や仕事のやり方についてはぴんとこないようです.また,事務系の仕事に携わってこられた方には,データベースの考え方やネットワークについて理解しにくいようです.まずは不得手な部分を見つけ,とりあえず解答できるラインまでの知識を身につけましょう.もちろん,得意分野では取りこぼしのないようにしましょう.
この試験は,パソコンやインターネットなど最新の技術と関連している範囲からも出題されています.必修テーマを身につけるとともに,最新動向についてはできるだけ情報収集する努力が必要でしょう.とはいえ,合格のためには満点を取る必要はないのですから,むやみに焦る必要はありません.
初級アドミニストレータ試験は一朝一夕で合格できるほどやさしい試験ではありません.しかし,合格できる実力を持ったあと,学習した内容が必ずいつかご自分の業務に役立つことでしょう.
多くの皆さんが本書で知識を広げて合格されますことをお祈りしています.
堀内 淑子
第1章 会社の仕事とEUC
第2章 基幹システムとの関わり
第3章 パソコンについて
第4章 表計算とデータベース第5章 ネットワークとマルチメディア
第6章 システム運用管理
第7章 表現能力
付録 表計算ソフトの機能・用語
さくいん
内容説明
本書は初級アドミニストレータ試験合格のために必要な知識を身につけていただくために作成しました。
目次
第1章 会社の仕事とEUC
第2章 基幹システムとの関わり
第3章 パソコンについて
第4章 表計算とデータベース
第5章 ネットワークとマルチメディア
第6章 システム運用管理
第7章 表現能力
付録 表計算ソフトの機能・用語さくいん
著者等紹介
堀内淑子[ホリウチヨシコ]
1975年京都大学文学部卒業。同年日本ユニバック(現日本ユニシス)入社。第1種情報処理技術者、特殊情報処理技術者。共著に「短期集中ゼミ第1種情報処理試験の完全征服」「情報処理の基礎FORTRANからのアプローチ」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。