内容説明
本書は、CAEの解説にとどまらず、CAEを設計に有効に用いるための現実的な評価までを含めてCAEを用いた設計の全体像が理解できるようにした。とくに機械強度設計において、いかに有効にCAEを用いて設計するかのノウハウについて解説した。
目次
第1章 CAEによる機械システムの強度保証について(誰にでもできるCAEによる機械設計;強度の計算法とFEMの有用性について ほか)
第2章 有限要素法の概要(CAEと有限要素法;有限要素法利用者の現状 ほか)
第3章 有限要素法を用いた機械設計法(FEMによる実用的な応力解析;応力計測実験による応力確認法について ほか)
第4章 有限要素法を用いた機械システムの開発法と検証実験(製品開発プロセスの中におけるFEMの位置づけ;実験によるFEM結果の補完 ほか)
第5章 CAEのための材料力学(材料力学の概要と関連分野;解析に必要な材料力学の基本用語 ほか)
著者等紹介
栗山好夫[クリヤマヨシオ]
明治大学大学院工学研究科機械工学専攻修了(1977年)。ソフトウェア開発会社で有限要素解析プログラムおよびプリ・ポストプロセッサの開発に従事。科学技術庁航空宇宙技術研究所で客員研究官を兼務。現在、職業能力開発総合大学校東京校機械系工学博士
笹川宏之[ササガワヒロユキ]
北海道大学工学部機械工学科卒業(1981年)。日産自動車(株)(機械設計部、駆動実験部、技術開発センター)を経て、群馬職業能力開発短期大学校機械システム系講師(1996年)。現在、職業能力開発総合大学校東京校機械系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。