出版社内容情報
「ユビキタス」とは情報ネットワークに常にアクセスできる環境。そのキーテクノロジーとなるのが「微細RFID(無線移動識別装置)」。本書はRFIDに必要な理論や設計手法を解説。さらに新しい設計概念を述べ、応答器と質問器の概略も紹介。技術者、研究者、学生向けの技術解説書。微細RFIDを付録とした。
内容説明
本書では、第1章にユビキタス構想の概要、第2章から第8章まで無線通信機器の設計に関する基礎的な理論や設計手法を述べ、第9章では新しいユビキタス無線通信機器の設計概念を述べるとともに、筆者らが実際に開発した微細な応答器と、大幅に電子回路を削減した質問器の概要を紹介する。
目次
第1章 ユビキタスの基礎知識
第2章 高周波を学ぶ上での基礎知識
第3章 インピーダンス整合回路の設計
第4章 無線通信機器に用いられる回路
第5章 アンテナ
第6章 増幅器の設計
第7章 フィルタの設計
第8章 情報の伝送
第9章 無線移動識別装置(RFID)
著者等紹介
根日屋英之[ネビヤヒデユキ]
1980年に東京理科大学第1部工学部電気工学科卒業。1998年に日本大学大学院(理工学研究科電子工学専攻)博士前期課程修了、2001年に同博士後期課程修了。1980年に日産自動車入社。その後、日立湘南電子、東京大学生産技術研究所、日立製作所等を経て、1987年に株式会社アンプレットを設立し代表取締役社長に就任。自動車の電子制御機器、気象衛星、人工衛星搭載高速広帯域TDMA無線通信機器、人工衛星レーザ測距装置、幹線系高速光通信機器、ミリ波レーダ、小形アンテナ、CDMA方式携帯電話等の研究開発に従事。現在、アンプレット代表取締役社長、東京電機大学工学部電子工学科非常勤講師、工学博士
植竹古都美[ウエタケコトミ]
1995年に神奈川県立相原高等学校卒業。現在、放送大学教養学部に在学中。1996年に綜合警備保障入社。その後、2000年にアンプレット入社、小形アンテナ、平面アンテナ、アンテナの広帯域化、ミリ波レーダ、レクテナ、リモートセンシング、高効率高周波回路等の研究開発に従事。現在、アンプレット取締役R&Dセンター長
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