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図解 シーケンス制御の考え方・読み方―初歩から実際まで (第4版)

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784501110307
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C3054

出版社内容情報

まえがき

 本書は,シーケンス制御を初めて学習しようと志す人のために,シーケンス制御の"初歩から実際まで"をやさしく解説した実務入門書です。
 産業の自動化・省力化が急速に進められている現在,これらに用いるシーケンス制御の技術は,技術者にとってこれからはぜひとも身につけておかなくてはならないものとなっております。
 これまでのシーケンス制御技術の習得は,長年にわたる経験の積み重ねと,多くの先輩からの伝承とによってなされていたのが実情であります。そのため,産業界に入って初めてシーケンス制御にたずさわり,大いに戸惑い,むずかしいもの,そして取っ付きにくいものと感じている人々が多いのではないかと思われます。
 そこで,本書はこれらの悩みを解決するため,理解しやすいようにシーケンス図は2色刷りとし,その動作順序の説明については独特の解説を試みたものです。また,本書の内容もシーケンス制御に関する基礎的な知識から実際の設備,装置における具体的な制御に至るまでを系統立てて詳細に解説してあります。
 したがって,数多くの人々が本書を学ぶことによって,すみやかにシーケンス制御技術を習得して,これからの技術者に課せられた重大な任務の遂行に際し,その一助となれば,著者の最も喜びとするところであります。
 終わりに,本書を執筆するにあたり,先輩諸賢が諸書に寄稿された貴重な文献・資料を参考にさせていただいたことに厚く御礼申し上げます。また, 本書の出版にあたり, なみなみならぬ御指導と御尽力を下された東京電機大学出版局の方々に,心から謝意をあらわすものであります。

1976年4月
大浜 庄司

本書の特長と読み方

 本書は,初めてシーケンス制御を学ぶ人が,系統的に順序よく学習できるように編集しており,次のような3編と付録から構成されている。
 第1編 電気用図記号の表し方,シーケンス図の書き方および無接点リレーと論理回路など,シーケンス制御を理解するのに必要な基礎的知識がわかりやすく解説してある。
 第2編 シーケンス制御の定石ともいえる基本制御回路とその回路を用いた応用例について,その動作機構がくわしく解説してある。
 第3編 実際の設備や装置におけるシーケンス制御の考え方および読み方の初歩から実際までを具体的に解説してある。
  付録  JIS C 0617と旧JIS C 0301系列2の図記号とシーケンス図の対比集を収めてある。
 また,それぞれの内容については,制御動作が一目でわかるように,次のような工夫がなされている。
 Q シーケンス制御動作の時間的経過を説明するために,スライド写真のように各動作ごとにいくつものシーケンス図に分解し,シーケンス動作が連続的に理解できるようになっている。
 W シーケンス図には動作の順序に従って,,…というように番号が記載してあるので,本文と対比しながらこの番号を順に追っていくと,自らシーケンス制御の動作順序が理解できるようになっている。
 E シーケンス図における制御機器の動作により形成される回路は,他と区別するために太い線で示すとともに,その形成された回路ごとに色別した矢印()で示してあるので,同じ色の矢印の回路を順にたどっていくと,動作した回路が理解できるようになっている。

第4版にあたって

 世界的に貿易上の技術的障害を除去・低減し,貿易の自由化と拡大をはかるためには,各国の規格・基準の国際的整合化と透明性の確保が必要不可欠といえます。
 そこで,これらの問題を改善するため,日本工業規格(JIS)が,その障害とならないよう努める必要から,JIS規格とIEC規格(International Electro-technicalComission)との整合性がはかられております。
 その一つとして,JIS C 0617(電気用図記号)がIEC 60617(Graphical symbolsfor diagrams)を翻訳し,技術的内容を変更することなく制定されました。
 そこで,本書は,JIS C 0617に基づく電気用図記号に全面的に書き改めて,装いを新しく改訂第4版といたしました。さらに,JIS C 0617では,開閉接点の呼称をメーク接点,ブレーク接点,切換接点としておりますので,これに従いました。
 なお,論理図記号については,一般にMIL論理図記号として親しまれている米国規格ANSI Y32.14の図記号で表示してあります。
 本書は,JIS C 0617の電気用図記号に書き改めましたが,実際には,従来の図記号である旧JIS C 0301系列2図記号も使用されております。
 そこで,JIS C 0617と旧JIS C 0301系列2の対比図集を巻末に収め,読者の便をはかっております。
 これから,シーケンス制御を学ばれる皆様は,JIS C 0617の電気用図記号が用いられる方向に移行しておりますので,本書を大いに活用されることを望みます。

2002年6月
大浜 庄司

第1編 シーケンス制御の表し方・読み方
 第1章 シーケンス制御を表す図
 1・1 シーケンス制御ということ
   〔1〕シーケンス制御とは
   〔2〕シーケンス制御の具体例
  1・2 機能を展開して示すシーケンス図
   〔1〕実体配線図
   〔2〕シーケンス図
   〔3〕シーケンス図による動作説明

 第2章 ユーザビリティとは?
 2・1 シーケンス制御系の一般構成
  2・2 自動揚水装置の制御系の構成
   〔1〕自動揚水装置の動作のしかた
   〔2〕自動揚水装置の動作機構
   〔3〕水槽の水位が下限の場合のシーケンス動作
   〔4〕水槽の水位が上限になった場合のシーケンス動作

 第3章 電気用図記号の表し方
  3・1 メーク接点,ブレーク接点,切換接点とは,どういうものか
   〔1〕メーク接点
   〔2〕ブレーク接点
   〔3〕切換接点
  3・2 ボタンスイッチと手動操作自動復帰接点の図記号
   〔1〕押しボタンスイッチのメーク接点
   〔2〕押しボタンスイッチのブレーク接点
   〔3〕押しボタンスイッチの切換接点
  3・3 電磁リレーと自動復帰接点の図記号
   〔1〕電磁リレーとは
   〔2〕自動復帰接点とは
   〔3〕電磁リレーのメーク接点の図記号
   〔4〕電磁リレーのブレーク接点の図記号
   〔5〕電磁リレーの切換接点の図記号
  3・4 電磁接触器とその接点の図記号
   〔1〕電磁接触器とは
   〔2〕電磁接触器の動作
   〔3〕電磁接触器の図記号
  3・5 タイマと限時接点の図記号
   〔1〕タイマとは
   〔2〕タイマの種類
   〔3〕タイマの図記号
   〔4〕限時接点の動作のしかた
  3・6 シーケンス制御によく用いられる機器の図記号

 第4章 シーケンス制御記号の読み方
  4・1 シーケンス制御記号とは
  4・2 シーケンス制御記号の構成のしかた
  4・3 機能を表す文字記号
  4・4 機器を表す文字記号
   〔1〕スイッチ類の文字記号
   〔2〕リレー類の文字記号
   〔3〕開閉器類および遮断器類の文字記号
   〔4〕回転機類の文字記号
   〔5〕計器類の文字記号
   〔6〕その他機器類の文字記号

 第5章 制御器具番号の読み方
  5・1 制御器具番号とその構成のしかた
  5・2 基本番号と補助記号

 第6章 シーケンス図の表し方
  6・1 シーケンス図の表し方の基本
  6・2 シーケンス図における機器の表し方
   〔1〕開閉接点を有する機器の図記号
   〔2〕シーケンス図における機器の状態
  6・3 シーケンス図の縦書きと横書き
   〔1〕縦書きシーケンス図の表し方
   〔2〕横書きシーケンス図の表し方
  6・4 シーケンス図における接続線の描き方
  6・5 シーケンス図における接点および接点数の表示法
   〔1〕接点の表示法
   〔2〕接点数の表示

 第7章 無接点リレーと論理回路の読み方
  7・1 無接点リレーの動作のしかた
   〔1〕無接点リレーとは
   〔2〕ダイオードの動作
   〔3〕トランジスタの動作
  7・2 無接点リレーの論理図記号と文字記号
  7・3 論理回路における「1」「0」記号
  7・4 論理積(AND)回路
   〔1〕論理積回路とは
   〔2〕有接点リレーによる論理積回路
   〔3〕無接点リレーによる論理積回路
   〔4〕論理積回路の動作表と図記号
  7・5 論理和(OR)回路
   〔1〕論理和回路とは
   〔2〕有接点リレーによる論理和回路
   〔3〕無接点リレーによる論理和回路
   〔4〕論理和回路の動作表と図記号
  7・6 論理否定(NOT)回路
   〔1〕論理否定回路とは
   〔2〕有接点リレーによる論理否定回路
   〔3〕無接点リレーによる論理否定回路
   〔4〕論理否定回路の動作表と図記号
  7・7 論理和否定(NOR)回路
   〔1〕論理和否定回路とは
   〔2〕有接点リレーによる論理和否定回路
   〔3〕無接点リレーによる論理和否定回路
   〔4〕論理和否定回路の動作表と図記号
  7・8 論理積否定(NAND)回路
   〔1〕論理積否定回路とは
   〔2〕有接点リレーによる論理積否定回路
   〔3〕無接点リレーによる論理積否定回路
   〔4〕論理積否定回路の動作表と図記号

 第8章 論理代数のシーケンス回路への応用
  8・1 論理代数とは
  8・2 「0」と「1」に関する法則
  8・3 同一の法則
  8・4 否定の法則
  8・5 交換の法則
  8・6 結合の法則
  8・7 分配の法則
  8・8 吸収の法則
  8・9 論理代数の演算例

第2編 基本制御回路の読み方とその応用
 第9章 自己保持回路と単相電動機の始動制御
  9・1 自己保持回路とは
  9・2 復帰優先の自己保持回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕シーケンス動作
   〔3〕タイムチャート
  9・3 動作優先の自己保持回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕シーケンス動作
   〔3〕タイムチャート
  9・4 短絡消勢形の自己保持回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕シーケンス動作
  9・5 単相電動機の始動制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕単相電動機の始動動作
   〔3〕単相電動機の停止動作

 第10章 インタロック回路と電動機の正逆転制御
  10・1 インタロック回路とは
  10・2 インタロック回路のシーケンス図とその動作
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕シーケンス動作
  10・3 電動機の正逆転制御
   〔1〕電動機の正逆転制御とは
   〔2〕シーケンス図
   〔3〕電動機の正転シーケンス動作
   〔4〕電動機の逆転シーケンス動作

 第11章 手動・自動切換回路とコンプレッサの手動・自動切換制御
 11・1 手動・自動切換回路
   〔1〕手動・自動切換回路とは
   〔2〕シーケンス図
  11・2 コンプレッサの手動・自動切換制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕コンプレッサの自動運転の動作
   〔3〕コンプレッサの手動運転の動作

 第12章 限時回路と電動機の間隔運転制御
 12・1 限時回路とは
  12・2 連続入力信号による遅延動作回路
   〔1〕遅延動作回路とは
   〔2〕シーケンス図
   〔3〕限時動作(瞬時復帰)接点の動作
   〔4〕限時復帰(瞬時動作)接点の動作
  12・3 パルス入力信号による遅延動作回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕限時動作(瞬時復帰)接点の動作
   〔3〕限時復帰(瞬時動作)接点の動作
  12・4 パルス入力信号による間隔動作回路
   〔1〕間隔動作回路とは
   〔2〕間隔動作回路の動作
  12・5 電動機の間隔動作回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕電動機の始動の動作
   〔3〕電動機の停止の動作

 第13章 優先回路と温風器の順序始動・順序停止制御
  13・1 優先回路とは 
  13・2 優先順位の高いリレーだけが動作する電源側優先回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕優先順位が最も高い電磁リレーXが動作した場合のシーケンス動作
   〔3〕電磁リレーXは動作させず電磁リレーYを動作した場合のシーケンス動作
  13・3 優先順位の高いリレーから順次動作する電源側優先回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕シーケンス動作
   〔3〕自己保持回路を有する場合のシーケンス図
  13・4 新入力信号優先回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕シーケンス動作
  13・5 温風器の順序始動・順序停止制御
   〔1〕温風器の順序始動・順序停止制御とは
   〔2〕シーケンス図
   〔3〕温風器の順序始動のシーケンス動作
   〔4〕温風器の順序停止シーケンス動作

 第14章 非常停止回路とガレージ・シャッタの自動開閉制御
  14・1 非常停止回路とは 
  14・2 補助リレーを用いた非常停止回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕非常停止のシーケンス動作
   〔3〕非常停止解除のシーケンス動作
  14・3 ボタンスイッチを用いた非常停止回路
  14・4 ガレージ・シャッタの自動開閉制御
   〔1〕自動開閉制御とは
   〔2〕光電スイッチとは
   〔3〕シーケンス図
   〔4〕自動開閉動作の概要
   〔5〕シャッタ上昇中における非常停止のシーケンス動作
   〔6〕シャッタ下降中における非常停止のシーケンス動作

 第15章 有極回路と表示灯点検回路
  15・2 整流器を直列に接続した有極回路
   〔1〕整流器を順方向に接続した場合
   〔2〕整流器を逆方向に接続した場合
  15・3 整流器を並列に接続した有極回路
   〔1〕整流器を順方向に接続した場合
   〔2〕整流器を逆方向に接続した場合
  15・4 有極回路を用いた表示灯点検回路
   〔1〕表示灯点検回路とは
   〔2〕シーケンス図
   〔3〕表示灯点検のシーケンス動作
   〔4〕表示灯点灯のシーケンス動作

 第16章 回り込み回路と逆流阻止回路
 16・1回り込み回路とは
  16・2回り込み回路〔例1〕
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕回り込み回路
   〔3〕逆流阻止回路
  16・3 回り込み回路〔例2〕
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕逆流阻止回路

 第17章 表示灯回路と電磁接触器表示灯回路
  17・1 表示灯回路とは
  17・2 1灯式表示灯回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕"閉路"表示の動作
   〔3〕"開路"表示の動作
  17・3 明暗表示灯回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕明(動作)表示の動作
   〔3〕暗(復帰)表示の動作
  17・4 2灯式表示灯回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作表示の動作
   〔3〕復帰表示の動作
  17・5 クロス表示灯回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作表示の動作
   〔3〕復帰表示の動作
  17・6 電動機の運転・停止表示回路
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕運転表示の動作
   〔3〕停止表示の動作

第3編 実用設備におけるシーケンスの読み方
 第18章 温度リレーによる冷暖房の制御
  18・1 冷暖房の制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作の概要
  18・2 温度リレーのはたらき
   〔1〕温度リレーとは
   〔2〕温度リレーの構成
   〔3〕温度リレーの動作
  18・3 冷暖房制御の動作のしかた
   〔1〕下限整定温度値以下になった場合の動作
   〔2〕下限整定温度値をこえ,上限整定温度値以上になった場合の動作

 第19章 リミットスイッチによる組立コンベヤの間欠運転制御
  19・1 コンベアの間欠運転制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作の概要
   〔3〕タイムチャート
  19・2 リミットスイッチのはたらき
   〔1〕リミットスイッチとは
   〔2〕リミットスイッチの構成
   〔3〕リミットスイッチの動作
  19・3 間欠運転制御の動作のしかた
   〔1〕コンベヤ停止の動作
   〔2〕コンベヤ運転の動作

 第20章 近接スイッチによる給水配管の断水警報制御
 20・1 給水配管の断水警報制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作の概要
   〔3〕タイムチャート
  20・2 近接スイッチのはたらき
   〔1〕近接スイッチとは
   〔2〕近接スイッチの構成
   〔3〕近接スイッチの動作
  20・3 断水警報制御の動作のしかた
   〔1〕給水配管が断水した場合の動作
   〔2〕断水警報中に復帰ボタンを押した場合の動作
   〔3〕断水が復旧した場合の動作

 第21章 三相ヒータの自動定時始動・定時停止制御
   21・1 自動定時始動・定時停止制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作の概要
   〔3〕タイムチャート
  21・2 三相ヒータの自動定時始動の動作
  21・3 三相ヒータの自動定時停止の動作

 第22章 電動ファンの繰り返し運転制御
   22・1 繰り返し運転制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作の概要
   〔3〕タイムチャート
  22・2 始動ボタンによる運転とタイマによる停止動作
   〔1〕始動ボタンによる運転動作
   〔2〕タイマTLR-1による停止動作
  22・3 タイマによる運転と停止ボタンによる停止動作
   〔1〕タイマTLR-2による運転動作
   〔2〕停止ボタンによる停止(非常停止)動作

 第23章 常用電源と非常用電源の自動切換制御
  23・1 電源自動切換制御
   〔1〕電源自動切換制御とは
   〔2〕シーケンス図
   〔3〕動作の概要
  23・2 常用電源から非常用電源への自動切換動作
   〔1〕常用電源から電力を供給する動作
   〔2〕常用電源異常による非常用電源への自動切換動作
  23・3 常用電源から非常用電源への手動切換動作
   〔1〕常用電源から手動で電力を供給する動作
   〔2〕常用電源異常による非常用電源への手動切換動作

 第24章 遮断器の投入・引外し制御
  24・1 遮断器の制御回路の基本
   〔1〕遮断器の操作方式
   〔2〕遮断器の基本制御回路
   〔3〕制御回路の基本機能
   〔4〕シーケンス図
  24・2 遮断器の投入動作
   〔1〕投入動作の概要
   〔2〕投入動作の順序
  24・3 遮断器の引外し動作
   〔1〕引外し動作の概要
   〔2〕引外し動作の順序
  24・4 遮断器の投入動作中における引外し動作
   〔1〕投入動作中の引外し動作の概要
   〔2〕投入動作中の引外し動作

 第25章 直列コンベヤの順序始動・順序停止制御
  25・1 コンベヤ系統の制御
   〔1〕シーケンス図
   〔2〕動作の概要
  25・2 コンベヤの順序始動の動作
   〔1〕NO.1コンベヤの始動動作
   〔2〕NO.2コンベヤの始動動作
   〔3〕NO.3コンベヤの始動動作
  25・3 コンベヤの順序停止の動作
   〔1〕NO.3コンベヤの停止動作
   〔2〕NO.2コンベヤの停止動作
   〔3〕NO.1コンベヤの停止動作

付録
 JISと旧JISの対比
 図記号とシーケンス図集
  1 JISと旧JISの図記号の対比
   1・1 JIS図記号の「接点機能図記号」と「操作機構図記号」
   1・2 おもな「開閉接点」のJISと旧JISの図記号の対比
   1・3 おもな「制御機器」のJISと旧JISの図記号の対比
  2 JISと旧JISの図記号によるシーケンス図の対比
   2・1 単相電動機の始動制御
   2・2 電動機の正逆転制御
   2・3 コンプレッサの手動・自動切換制御
   2・4 電動機の間隔運転制御
   2・5 温風機の順序始動・順序停止制御
   2・6 カレージ・シャッタの自動開閉制御
   2・7 電動機の運転・停止表示灯回路
   2・8 組立コンベヤの間欠運転制御
   2・9 給水配管の断水警報制御
   2・10 三相ヒータの自動定時始動・定時停止制御
   2・11 電動ファンの繰り返し運転制御
   2・12 常用電源と非常用電源の自動切換制御
   2・13 遮断器の投入・引外し制御
   2・14 直列コンベヤの順序始動・順序停止制御

索 引

内容説明

本書は、初めてシーケンス制御を学ぶ人が、系統的に順序よく学習できるように編集しており、次のような3編と付録から構成されている。第1編、電気用図記号の表し方、シーケンス図の書き方および無接点リレーと論理回路など、シーケンス制御を理解するのに必要な基礎的知識がわかりやすく解説してある。第2編、シーケンス制御の定石ともいえる基本制御回路とその回路を用いた応用例について、その動作機構がくわしく解説してある。第3編、実際の設備や装置におけるシーケンス制御の考え方および読み方の初歩から実際までを具体的に解説してある。付録、JIS C 0617と旧JIS C 0301系列2の図記号とシーケンス図の対比集を収めてある。

目次

第1編 シーケンス制御の表し方・読み方(シーケンス制御を表す図;シーケンス制御系の構成のしかた;電気用図記号の表し方 ほか)
第2編 基本制御回路の読み方とその応用(自己保持回路と単相電動機の始動制御;インタロック回路と電動機の正逆転制御;手動・自動切換回路とコンプレッサの手動・自動切換制御 ほか)
第3編 実用設備におけるシーケンスの読み方(温度リレーによる冷暖房の制御;リミットスイッチによる組立コンベヤの間欠運転制御;近接スイッチによる給水配管の断水警報制御 ほか)
付録 JISと旧JISの対比図記号とシーケンス図集

著者等紹介

大浜庄司[オオハマショウジ]
東京電機大学工学部電機工学科卒業(1957)。現在、オーエス総合技術研究所・所長。保全・制御技術コンサルタント。英国IQA登録主任審査員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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