理工学講座<br> 制御工学〈下〉―現代制御理論の基礎

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理工学講座
制御工学〈下〉―現代制御理論の基礎

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  • サイズ A5判/ページ数 146p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784501106607
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C3054

出版社内容情報




序論 制御理論の歴史 計算機の発達とデジタル制御 ベクトルと制御 ベクトル 行列論 システムの状態方程式による表現 状態方程式 状態方程式の解 状態方程式と伝達関数の関係 単位インパルス応答 システムの可制御性および可観測性 可制御性 可観測性 座標変換とシステムの構造 伝達関数の極・零点消去と可制御性・可観測性 時間領域における制御系の設計 状態変数フィードバック制御の概要 最適レギュレータ オブザーバ問題 ディジタルシステムの扱い 連続時間システムから離散時間システムへの変換 離散時間システムの状態方程式とその解 状態方程式とパルス伝達関数行列 可制御性および可観測性 状態変数フィードバック 最適レギュレータ オブザーバ

内容説明

本書は、筆者らの制御工学上巻の続編であり、制御工学を専門としない学部上級生乃至は大学院修士課程の学生のための現代制御理論の入門教科書として、演習を交えた1週1回の講義で、1学期間で習得できることを念頭にまとめたものである。今日におけるコンピュータの発達とあいまって、制御技術はますます高度化しており、広範の分野でディジタル制御が導入されている。このような状況下で、将来の活躍が期待される理工系の学生には、そのための基礎知識として、上巻で扱ったようなフィードバック制御理論に加えて、システムの入出力特性のみでなく内部状態に着目する、いわゆる現代制御理論を教授することは是非必要である。しかしながら、このような新しい制御理論は、初心者にはラプラス変換に基づくフィードバック制御理論よりも一層、数学的に映り戸惑うことがある。そこで、この本では、限られた時間内で、その基本的な考え方を十分理解できるようにと、説明はできるだけ平易にするよう努めた。

目次

ベクトルと行列
システムの状態方程式による表現
システムの可制御性および可観測性
時間領域における制御系の設計
ディジタルシステムの扱い