内容説明
身体障害一級と二級の和尚夫婦が病と共生しつつ、十五年にわたってともし続けた法灯「正眼寺だより」。昭和の俳聖・中川宋淵老師が愛してやまなかった、正眼寺・福井ふみ子の人となり、その句境を今に伝える。
目次
第1章 随筆(自伝;つれづれの記)
第2章 正眼寺だより(瑞泉だより抄)
第3章 福井ふみ子俳句集(正眼俳壇より)(新年;春;夏;秋;冬)
著者等紹介
福井ふみ子[フクイフミコ]
大正8年三島市生まれ。昭和13年十九歳のおり、肋膜炎を患って以来カリエス、乳癌等で入退院を続ける。昭和43年四十九歳の時、龍沢寺中川宋淵老師のとりなしにより正眼寺福井道海和尚と結婚。昭和48年より発行した寺報「正眼寺だより」は昭和62年までに百十九冊を数える。平成3年逝去
岡本貞雄[オカモトサダオ]
広島経済大学教授。昭和27年広島市生まれ。昭和47年中川宋淵老師の縁により、正眼寺福井道海和尚、ふみ子夫人の知遇を得る。仏通寺藤井虎山老師、松ケ岡文庫長古田紹欽博士に師事。正眼短期大学講師の後、広島経済大学講師・助教授を経て平成11年より現職
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