世界の駄っ作機 番外編―蛇の目の花園〈３〉

岡部 いさく【著】

大日本絵画（2019/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 255p／高さ 20cm
• 商品コード 9784499232579
• NDC分類 538.7
• Cコード C0076

出版社内容情報

岡部いさくファン、ならびに”蛇の目ファン”のみなさま、お待たせいたしました！
飛行機模型専門誌『隔月刊スケールアヴィエーション』で連載中の人気コラム「蛇の目の花園」の単行本の第3弾がいよいよ刊行です。
世界でいちばん最初に空軍を作った誉れ高き大英帝国。
その花園に咲く誇る名機たちのエピソードを、連載時の原稿に加筆修正しておとどけいたします。

内容説明

ラヴ・イズ・ドーヴァー。蛇の目の花園の片隅に咲いた可憐な航空機の物語。スピットファイアの生みの親レジナルド・Ｊ・ミッチェルを中心にアメリカ製イギリスに焦点を絞った２５タイトルでお送りします。

目次

複葉戦闘機の集大成なんだぞ！―グロスターガーントレット
ビンチョウマグロは砂漠の夜を飛ぶ―フェアリーアルバコア
え、目見当で爆弾投下って本気ですか？―フェアリーシーフォックス
眠り覚ましたばっかりに航空省に嫌われて―フェアリーファイアフライ（複葉）
早世の天才が残したもの―レジナルド・Ｊ．ミッチェル
唖然、呆然、操縦性―スーパーマリンタイプ３５６スピットファイアＦ．２１
天才ミッチェル、幻の４発重爆―スーパーマリンタイプ３１６～３１８
海賊くずれの山賊でしたか―ブリストルバッカニア（仮称）
ぜーんぜん超音速じゃなかったの―グロスタージャベリン
イギリスだって超音速機は欲しかった―スーパーマリンタイプ５４５〔ほか〕

著者等紹介

岡部いさく［オカベイサク］
駄作家。１９５４年１月、さいたま市生まれ。学習院大学フランス文学科卒。航空雑誌、艦艇雑誌の編集員を経てフリーランスに。著書に『蛇の目の花園１～２巻』、『世界の駄っ作機１～８巻』（「岡部ださく」名義）、『英国軍艦勇者列伝』、訳書に『パンツァー・イン・ノルマンディー』（いずれも大日本絵画刊）などがある。文林堂『世界の傑作機』や、軍事評論家として艦艇雑誌に寄稿。インターネット配信番組などで軍事解説を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[六点]

相も変わらぬ駄作機と英国機に対する愛に満ち溢れている。飛行機の紹介だけではなくスピットファイアの設計者であるレジナルド・J・ミッチェルの小伝やタイガー・モスと言った名機、グラマン・TBMアヴェンジャーなどの米軍機にして傑作機の英海軍における活動など多岐に亘る。英国機が英国面とか言って笑いものにされるのは、よく言えば「先行者としての苦闘」や想像を超える「進取の精神」によるものも大きいのだなあといつもそう、思わせられる。

2019/04/24

[YS-56]

さようならトーネイド。こんにちはライトニング。花園は装いを変え、今日も見事に咲き誇っています？100年の美しさですね。

2019/03/12

[マサトク]

何を読んでもイギリス人の英国面に直面してしまうところ、ほんとに面白いよなあ。そこに耽溺するだけの本ではある。でもまあ、愛ある一冊だと思う。今回も。

2020/02/29

[まっちゃん２]

図書館：多少はミリオタの私でも、話がマニアック過ぎてついてゆけない(笑)

2019/05/29