内容説明
「お母さん、涅槃で待っています」ぼくはするりと窓をくぐり抜け、大空へ向かって飛翔した。傑作長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃさち
12
頭のいい少年が母親が出家したことにより、オウム真理教に入信。教団にのめり込み、教団を信じて行動していく。地下鉄サリン事件や弁護士一家殺人事件など出てくる、警察に逮捕された大人ばかり当時話題になったけれども、こういう子供たちがいて今はどうしているのか考えてしまう。/最後、少年は一般人に戻るのかと思ったけれども純粋な彼の心はオウム真理教にのめり込んでいたんだと思う結末だった。2021/02/07
しょぼた
1
宗教って恐ろしいね〜。エリートたちがあんな妄言にコロッと騙されるとは…。あれで人生を狂わされた人達が哀れだ。2012/11/09