出版社内容情報
女の性をポジティブに語り継いできた著者によるセカンドライフエッセイ。女にとってふるさととは? 血縁・地縁を離れてなお暮らしを立てた女たちのたしかなしたたかな姿。近代以降の男女「均等」の論理では語り尽くせない、人間のつよさと自立の姿を照らす。
内容説明
人が深い力を宿すとき、そこにはなにがあっただろうか。「エンパワメント」の原風景を鮮やかにあたたかに語りなおす、珠玉のエッセイ集。
目次
1(楽観視;産婆という近代? ほか)
2(世界はよくなっているか;アフリカの水 ほか)
3(公衆衛生;強さについて ほか)
4(「死んだ人」は生きている;石牟礼道子の天才性 ほか)
5(家事と幻想;女に産土はいらない)
著者等紹介
三砂ちづる[ミサゴチズル]
作家、疫学者、津田塾大学教授。1958年、山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学、神戸大学経済学部第二課程、琉球大学保健学研究科を経てロンドン大学Ph.D.(疫学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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