出版社内容情報
多数の写真と7万字の文章でひも解く10式戦車のヒミツ
アイドル的ともいえる人気を博す10式戦車の部隊配備から5年。
「ヒトマル」の通称もすっかり定着した。
しかし、メカニズムや性能、機能に関する公開情報はきわめて少なく、
あっても通り一遍の解説にとどまり、誤解もまかり通っている。
本書は、10式戦車の取材を試みては、その成果を月刊『アーマーモデリング』誌上で
レポートしてきた著者が、戦車の各部分100項目の役割や機能について考察する。
密着取材による成果と観察に加え、省庁の各種リリースや特許情報なども総動員し、
細部の積み上げから10式戦車の全体像に迫る。
各項目に対応した写真も満載。
戦車の仕組みや運用、こぼれ話のコラムも掲載。
内容説明
10式戦車を100個のパーツに分解!?理解が深まる補足情報の処方箋。戦車砲やエンジンから、装甲モジュール、射撃統制装置、乗員に至るまでを100項目に分類。各項目に対応する写真を添えて解明した。調達年度による細部の仕様変更、運用時の作法など、間近で見続けた者ならではの詳細情報が満載。
目次
各部名称 Introduction(10式戦車の名称―ほんとうは09式戦車!?;制式の制定と部隊使用の承認―そもそも「制式」ってなに!?;10式戦車の調達と配備―1年間の生産数は概ね1個中隊 ほか)
砲塔編(砲塔シェル―小さな乗員区画を装甲モジュールが取り囲む;120mm戦車砲―純国産の技術で新規開発;排煙器(エバキュエータ)―戦車砲の発射ガスを効率的に排出 ほか)
車体編(車体―スカートを外せば74式戦車よりスリム;鉄道輸送―左右3cmずつの大きな差;防弾鋼板―高度な冶金技術により特殊鋼を改良 ほか)