内容説明
本書は日本海軍の航空母艦の一艦1艦を取り上げ、それがいかなる建艦思想で作られたのか、可能な限り現存資料をもとに概説し、空母建艦史の疑問点を埋め合わせようと試みるものである。さらに別稿として「母艦搭乗員 激闘の記録」を収録。航空母艦とその艦上機の開発、運用の方向性が固まった昭和12~13年ごろをはじめとして、ハワイ作戦、ミッドウェー海戦、第2次ソロモン海戦、南太平洋海戦を戦った母艦搭乗員への取材を軸に、日本空母の戦いがいかなるものであったかを紹介する。
目次
第1章 日本空母の黎明(「鳳翔」;「赤城」 ほか)
第2章 高速空母の完成(「蒼龍」;「飛龍」 ほか)
第3章 数を求めて 戦時改装空母(「祥鳳」型;「龍鳳」 ほか)
第4章 母艦搭乗員 激闘の記録(空母艦爆隊始動;ハワイ作戦 ほか)
著者等紹介
川崎まなぶ[カワサキマナブ]
昭和50年生まれ。東京電機大学工学部卒業。ネットワーク関連企業に勤めるエンジニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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