内容説明
アメリカ南北戦争で初めてその姿を見せ、普仏戦争やポーア戦争にも投入された装甲列車は、第1次世界大戦の東部戦線で際立った戦果を挙げた。そしてロシア内戦にも投入された装甲列車は、戦いの舞台を中国大陸へと移しながら日本との戦争にも投入されている。独ソ戦も彼らの舞台であったが、航空攻撃に対して脆弱だったことが祟り、徐々に脇役へと追いやられていった。スティーブン・J・ザロガは装甲列車の起源と発展の歴史を検証し、技術的な詳細と共に、装甲列車の戦いの物語を本書の中で明らかにしている。
目次
装甲列車とは
装甲列車の起源
第1次世界大戦の装甲列車
ロシア革命期
装甲列車王国
鎧をまとった龍
第2次世界大戦
装甲列車の黄昏
著者等紹介
ザロガ,スティーヴン・J.[ザロガ,スティーヴンJ.] [Zaloga,Steven J.]
1952年生まれ。ユニオン大学で歴史学の博士号を取得。次いでコロンビア大学で修士号を取得する。現代戦の軍事技術、とりわけ装甲戦闘車両の発展に関する著作を多数執筆している。第2次世界大戦時のソ連や東欧諸国のAFV事情にも明るく、アメリカ軍機甲部隊に関する研究でも知られている。現在は、メリーランド州で活躍中
ブライアン,トニー[ブライアン,トニー] [Bryan,Tony]
ドーセットに拠点を構え、フリーのイラストレーターとして長年の経験を持つ。エンジニアリングに関する資格を持ち、軍事研究や開発部門に勤務していたこともあって、戦車、装甲車、小火器、航空機、艦船に精通している。Osprey社のNew Vanguardシリーズの他、分冊百科や、雑誌、著書などに多数のイラストを提供している
宮永忠将[ミヤナガタダマサ]
上智大学文学部卒業。シミュレーションゲーム専門誌「コマンドマガジン」編集を経て、現在、歴史、軍事関係のライター、翻訳、編集者として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 光 集英社文庫