内容説明
ファイアフライ戦車は、連合軍が戦場に送り出した、最強の主砲を持つ戦車である。アメリカが生み出したシャーマン戦車の車体に、イギリスは独自開発した強力な17ポンド戦車砲を搭載した。それは当時、ヨーロッパを席捲していたドイツ軍戦車を撃破できる切り札となるべき戦車砲だった。本書ではファイアフライそのものに加え、連合軍兵士に与えた心理的効果に関するテーマを深く検証している。戦場における成功と失敗を丹念に追い、その真価を明らかにした本書を読めば、ファイアフライに関する包括的な知識を得られるだろう。
目次
ファイアフライとは
17ポンド砲
ルルワースでの開発
ファイアフライの設計開発
ファイアフライ改修計画
砲弾
コンクリート・バスターズ
ファイアフライの戦い
アメリカの見方
補給と需要
名前に込められたもの
著者等紹介
フレッチャー,デイヴィッド[フレッチャー,デイヴィッド][Fletcher,David]
1942年生まれ。これまで多数の軍事関連記事、著書を執筆し、現在ではイギリス、ボーヴィントン戦車博物館で戦史研究員として勤務している。また、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけてのイギリス軍AFVに関して、40年以上にわたり続けている研究でも知られている
ブライアン,トニー[ブライアン,トニー][Bryan,Tony]
ドーセットに拠点を構え、フリーのイラストレーターとして長年の経験を持つ。エンジニアリングに関する資格を持ち、軍事研究や開発部門に勤務していたこともあって、戦車、装甲車、小火器、航空機、艦船に精通している。Osprey社のNew Vanguardシリーズの他、分冊百科や、雑誌、著書などに多数のイラストを提供している
宮永忠将[ミヤナガタダマサ]
上智大学文学部卒業。シミュレーションゲーム専門誌「コマンドマガジン」編集を経て、現在、歴史、軍事関係のライター、翻訳、編集者として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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