内容説明
ドイツは第一次大戦の敗戦によって優秀な艦の大半を失ったことで、最新の技術を使って新艦を建造し、艦隊を再建することができる立場に置かれていた。そのため新生後のドイツ海軍は、艦艇こそ少なかったが、皮肉なことに世界で最も技術的に進歩した主力艦を有することになった。艦隊戦闘では規模の大きい英国海軍の力に対抗できなかったドイツ海軍だったが、個々の艦に注目すれば英国海軍の時代遅れの艦を超える戦闘力を有しており、それはたった6隻にすぎなかったドイツの軽巡洋艦、エムデン、ライプツィヒ、ケルン、ケーニヒスベルク、カールスルーエ、ニュルンベルクについて強くいえることだった。本書はこれら6隻の設計、開発の過程と、第二次大戦中のさまざまな作戦行動について紹介、解説するものである。
目次
軽巡洋艦
軽巡洋艦エムデン
“K”クラス巡洋艦
軽巡洋艦ケーニヒスベルク
軽巡洋艦カールスルーエ
軽巡洋艦ケルン
“ライプツィヒ”クラス巡洋艦
軽巡洋艦ライプツィヒ
軽巡洋艦ニュルンベルク
結論
著者等紹介
ウィリアムソン,ゴードン[ウィリアムソン,ゴードン][Williamson,Gordon]
1951年生まれ。現在はスコットランド土地登記所に勤務している。彼は7年間にわたり憲兵隊予備部隊に所属し、ドイツ第三帝国の勲章と受勲者についての著作をいくつか刊行し、雑誌記事も発表している
パルマー,イアン[パルマー,イアン][Palmer,Ian]
3Dデザインの学校を卒業し、多くの出版物のイラストを担当してきた経験の高いデジタル・アーティスト。その範囲はジェームズ・ボンドのアストン・マーチンのモデリングから月面着陸の場面の再現にまでわたっている。夫人と共にロンドンで暮らし、制作活動を続けている
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶應義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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