内容説明
ロシア中央軍事博物館の現役研究員である著者が、ソ連と西側の公文書類やソ連軍が捕獲したドイツ軍資料、個々の部隊を紹介する文献などを駆使して、1945年当時のドイツ戦車戦力の実像に迫る。独ソ戦末期のドイツ装甲兵器を記録した日本初公開の珍しい写真と各種図表・カラーイラストを多数収録。スケール模型の製作や戦記文学を読む際には傍に置いておきたいドイツ戦車事典。日本初公開写真・資料を多数掲載!写真109点、カラー塗装図収録。
目次
第1章 ドイツの戦車生産と保有戦車
第2章 戦車軍
第3章 戦車軍団
第4章 戦車師団
第5章 機甲擲弾兵師団
第6章 戦車旅団
第7章 戦車大隊・中隊
第8章 陸軍補充戦車部隊
第9章 ティーガー装備戦車部隊
第10章 戦車猟兵部隊
第11章 突撃砲部隊
著者等紹介
コロミーエツ,マクシム[コロミーエツ,マクシム][Коломиец,Максим]
1968年モスクワ市生まれ。1994年にバウマン記念モスクワ高等技術学校(現バウマン記念国立モスクワ工科大学)を卒業後、ロシア中央軍事博物館に研究員として在籍。1997年からはロシアの人気戦車専門誌『タンコマーステル』の編集員も務め、装甲兵器の発達、実戦記録に関する記事の執筆も担当。2000年には自ら出版社「ストラテーギヤKM」を起こし、第二次大戦時の独ソ装甲兵器を中心テーマとする『フロントヴァヤ・イリュストラーツィヤ』誌を定期刊行中。最近まで内外に閉ざされていたソ連側資料を駆使して、独ソ戦の実像に迫ろうとしている。著書、『バラトン湖の戦い』は小社から邦訳出版され、『アーマーモデリング』誌にも記事を寄稿、その他著書、記事多数
小松徳仁[コマツノリヒト]
1966年福岡県生まれ。1991年九州大学法学部卒業後、製紙メーカーに勤務。学生時代から興味のあったロシアへの留学を志し、1994年に渡露。2000年にロシア科学アカデミー社会学・政治学研究所付属大学院を中退後、フリーランスのロシア語通訳・翻訳者として現在に至る。また、マスコミ報道やテレビ番組制作関連の通訳・翻訳にも多く携わっている
高橋慶史[タカハシヨシフミ]
1956年岩手県盛岡市生まれ。慶應義塾大学工学部電気工学科卒業後、ベルリン工科大学エネルギー工学科へ留学。修了後の1981年から電力会社に勤務。専門はオール電化住宅、電気温水器、エコキュート、IHクッキングヒータなどを中心としたオール電化普及営業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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