内容説明
第二次大戦のドイツ海軍で最も多くの撃沈戦果を記録したのはUボート=Unterseeboot潜水艦である。第一次大戦後、連合国から潜水艦の建造と保有を禁止されたドイツは、オランダで諸外国に向けUボートの製造を秘かに開始した。1935年にヒットラー政権がその建造を公にし、Uボート7型シリーズが1936年秋以降から大戦末期にかけて大量に建造された。7型のボートは2600回以上の戦闘出撃を重ね、軍艦190隻を含む1365隻前後の撃沈戦果をあげて第二次大戦のUボート兵力のバックボーンとなった。本書ではUボート各型から、第二次大戦初期の主力となり、Uボートの型の中で他の型を大きく引き離した高い戦果をあげた7型を中心に、1型、2型、Uボート補給任務鑑14型の設計と開発、その戦歴を紹介する。
目次
ドイツ海軍にUボート復活
1型
2型
7型
14型
武装
魚雷
機雷
推進動力
その他の標準的な装備
著者等紹介
ウィリアムソン,ゴードン[ウィリアムソン,ゴードン][Williamson,Gordon]
1951年生まれ。現在はスコットランド土地登記所に勤務している。7年間にわたり憲兵隊予備部隊に所属し、ドイツ第三帝国の勲章と受勲者についての著作をいくつか刊行し、雑誌記事も発表している
パルマー,イアン[パルマー,イアン][Palmer,Ian]
3Dデザインの学校を卒業し、多くの出版物のイラストを担当してきた経験の高いデジタル・アーティスト
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶應義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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