内容説明
1945年春、ソ連軍は西側連合軍に先んじてナチスドイツの首都、ベルリンへあと一歩のところまで迫り、ヒットラー千年帝国の野望はまさに潰えようとしていた。4月16日、ソ連軍は遂にベルリン作戦を発起し同月25日に首都包囲陣を完成。その先に待っていたのは、歴史上最も凄惨といわれた市街戦であった。本書は1945年1月に東部戦線で開始されたソ連軍大攻勢からはじまり、同年4月から5月にかけてくり広げられたベルリン攻防戦を写真と地図、カラーイラストで紹介。独ソ両軍の部隊編成、攻撃側・防衛側双方が予定していた戦術と戦況の推移を追い、ヒットラーが総統地下壕に入ってから自殺するまでのあいだに地上で何が起こっていたのか、そして首都陥落の日、さらにその後を解説する。
目次
序
年譜
独ソ両軍の司令官たち
両軍の状況
両軍の作戦計画
作戦経過
戦後のベルリン
かつての戦場の現在
著者等紹介
アンティル,ピーター[アンティル,ピーター][Antill,Peter]
国際政治学と国防学をバックグラウンドに持ち、スタフォード大学で国際関係論の文学士、ウェールズ大学付属カレッジで戦略研究論の科学修士を取得。英国国防省の調査助手をへて、1998年から2002年までクランフィールドの安全保障分析官を努め、現在は著述業。英国スウィンドンに在住
デニス,ピーター[デニス,ピーター][Dennis,Peter]
1950年生まれ。『Look』誌、『Learn』誌などに影響を受け、リヴァプール・アート・カレッジでイラストレイションを学ぶ。主に歴史を主題とした作品を数多く発表。英国ノッティンガム州に在住
三貴雅智[ミキマサトモ]
1960年新潟県新潟市生まれ。立教大学法学部卒。機械工具メーカー勤務を経て『戦車マガジン』誌編集長を務めたのち、現在は軍事関係書籍の編集、翻訳、著述など多彩に活躍してる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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