内容説明
本書は第二次世界大戦におけるドイツ海軍の6隻の戦艦の設計、開発、戦闘行動を記述したものである。第一次大戦を生き残った前ドレッドノート級のシュレージエンとシュレスヴィヒ=ホルシュタインは大戦中、主に練習艦として使用され、大戦終末期には東プロイセンに進入してくるソ連軍に対する砲撃に参加した。1935年に起工された主力艦2隻のうち、シャルンホルストはノール岬海戦で沈没するまで戦績を重ね、同型艦のグナイゼナウは港湾閉塞船として惨めな最後を遂げた。ドイツ海軍に就役した最強の戦艦2隻、短命に終わったビスマルクの激しい戦闘行動と、ノルウェーで長く敵に脅威を感じさせる存在として終始したティルピッツの戦歴も描かれている。
目次
前ドレッドノート級戦艦
シャルンホルスト級
ビスマルク級
射撃管制と測距儀
レーダー
著者等紹介
ウィリアムソン,ゴードン[ウィリアムソン,ゴードン][Williamson,Gordon]
1951年生まれ。現在はスコットランド土地登記所に勤務している。彼は7年間にわたり憲兵隊予備部隊に所属し、ドイツ第三帝国の勲章と受勲者についての著作をいくつか刊行し、雑誌記事も発表している
パルマー,イアン[パルマー,イアン][Palmer,Ian]
3Dデザインの学校を卒業し、多くの出版物のイラストを担当してきた経験の高いデジタル・アーティスト。その範囲はジェームズ・ボンドのアストン・マーチンのモデリングから月面着陸の場面の再現にまでわたっている。彼と夫人は猫3匹と共にロンドンで暮らし、制作活動を続けている
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶應義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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