出版社内容情報
開戦から数ヶ月の間に大きな戦果をあげた日本海軍に対し、欧米諸国は日本軍航空部隊の将兵に対する見方を一変せねばならなかった。本書では実戦出撃した搭乗員の多くを占めた下士官兵たちに焦点を当て、募集、訓練、戦術、日常性活から戦闘経験までを、多角的に解説する。
内容説明
日本海軍航空隊で祖国のために戦った下士官兵搭乗員たち。実質的な主力を担った彼らの日常、そして前線勤務を紹介。
目次
1章 歴史
2章 募集と訓練
3章 飛行訓練
4章 航空母艦発着訓練
5章 信念と帰属意識
6章 日本海軍搭乗員の精神
7章 服装と外観
8章 武器と装備
9章 日常生活と前線部隊勤務
10章 戦術
11章 日本海軍戦闘機搭乗員の戦い
著者等紹介
多賀谷修牟[タガヤオサム]
元日本海軍航空技術廠将校の子息であり、日本の航空についての著書数冊(その内の1冊はスミソニアン協会のための著作)がある。日本で生まれ、米国で教育を受け、英国に住んだこともある彼は、バイリンガルの能力と幅広い文化的なパースペクティヴを持ち、それを彼が生涯の仕事としている航空研究に活用している
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶応義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける
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