出版社内容情報
第一次世界大戦後に東欧で最も強大な勢力を誇ったルーマニア王国。彼らは常に最もタフな相手と戦った。幾度の戦いの中で、その大部分を旗色の悪い陣営で戦い抜いたルーマニア空軍パイロットたちの戦歴を紹介。
内容説明
第1次大戦後に東欧で最も強大な勢力を誇ったルーマニア王国。彼らは常に最もタフな相手と戦った。1941年にドイツが「バルバロッサ」作戦を発動した時、王国と国境を接するソ連に対し枢軸国の一員として戦い、米陸軍航空隊がはじめてルーマニア上空に侵入した1943年8月以降は連合国を相手に苛烈な航空戦を行ない、多くのエースを失った。そして、最強にして最後の敵となったのはソ連と講和した結果、立ち向かうことになった、かつての盟友ドイツ空軍だった。幾度の戦いの中で、その大部分を旗色の悪い陣営で戦い抜いたルーマニア空軍のすべて。
目次
1章 戦いの背景
2章 「バルバロッサ」からスターリングラードまで
3章 新しい機材、新しい任務
4章 1944年―試練の年
5章 陣営を変えて
6章 高位のエースたち
著者等紹介
ベルナード,デーネシュ[ベルナード,デーネシュ][Bern´ad,D´enes]
20年以上にわたって、自身の生まれ故郷であるルーマニアを中心とした、中央~東ヨーロッパの航空史を研究。1992年からカナダのトロントに在住している
柄沢英一郎[カラサワエイイチロウ]
1939年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。朝日新聞社入社、『週刊朝日』『科学朝日』各編集部員、『世界の翼』編集長、『朝日文庫』編集長などを経て1999年退職、帰農
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