出版社内容情報
第2次世界大戦に登場したドイツ軍、陸の超兵器と珍兵器!!無線誘導の小型自爆戦車、謎の千トン戦車計画に迫る。本書では生産化の可能性が全くなかった装甲車両に関する理念、提案、原型すべてに言及、車体重量370kgの爆撃運搬車ゴリアテにはじまって、最後には最後にはクルップ社の「1000t戦車計画」、前部に80cm火砲、後部に15cm砲搭載する砲塔2門を持つ1500tの戦車までが、対象として収録されている。
内容説明
本書では生産化の可能性がまったくなかった装甲車両に関する理念、提案、原型すべてに言及、車体重量370kgの爆薬運搬車ゴリアテにはじまって、最後にはクルップ社の「1000t戦車計画」、前部に80cm火砲、後部に15cm砲搭載する砲塔2門を持つ1500tの戦車までが、対象として収録されている。
目次
特殊装甲車両
工学名誉博士F・ポルシェ合資会社の開発車両群
E型シリーズ
自走砲式砲兵
兵装運搬車
超重砲兵の自走化
そのほかの開発車両
技術データ一覧表
著者等紹介
森貴史[モリタカシ]
1970年大阪生まれ。現在、関西大学文学部ドイツ文学科専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Panzer Leader
21
本書はWWⅡドイツの弾薬運搬車や地雷処理車などの特殊装甲車両、マウスやE100などの巨大装甲戦闘車両、ヴェスペやフンメルなどの自走砲式砲兵車等、特殊・試作または生産される可能性のなかった車両の解説書。190t近い重戦車(マウス)なんて土台70t程度の戦車の運用にも四苦八苦していたのに全く現実離れしているが、ヒトラーの巨大重戦車への妄信が生んだまさに徒花ともいうべき車両。2017/06/09
しいかあ
4
種々雑多なヘンな車をかき集めてみましたという感じ。ちょっとまとまりに欠けるのは仕方ないか。読んでるとヒトラーの妄想にくらくらしてくる。これに付き合わされた人たちも大変だったなあと思うけど、終戦まで開発を続けてたというEシリーズの記事なんか読むと、意外と現場は現場でノリノリだったのかもしれない。マウスやE100に関しては特に写真や図面が豊富なので、内部構造もよくわかっておもしろい。2012/12/02
-
- 和書
- これからの児童福祉